沢村一樹:キムタク「武蔵」でライバル小次郎役に お通役は真木よう子

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 俳優の沢村一樹さんが、3月にテレビ朝日系で放送される2夜連続のスペシャルドラマ「宮本武蔵」で、「SMAP」の木村拓哉さん演じる主人公・宮本武蔵の生涯のライバル・佐々木小次郎を演じることが23日、明らかになった。また、武蔵の悲恋の相手・お通を女優の真木よう子さんが演じるほか、ユースケ・サンタマリアさん、松田翔太さん、中谷美紀さんら豪華キャストが出演することも決定した。沢村さん、真木さんともに木村さんと初共演となる。

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 小次郎役に抜てきされた沢村さんは「以前高倉健さんが演じてらした小次郎の役との出会いは夢のよう。木村君演じる武蔵の気迫に負けないよう、時には荒々しく、時にはひょうひょうと『風』を感じる存在に仕上げたい。今回の巌流島は勝ちにいきます!」とユーモアを交えて抱負。真木さんは「(木村さんは)お会いしてみたらすごく柔らかい印象の方。だけども、しっかりと座長としてそこに存在されていて、こちらも背筋がピシッとする。お通を演じるにあたり、武蔵が木村さんで本当によかった」と思いを明かしている。

 また、今回出演が決定したユースケ・サンタマリアさんは武蔵の幼なじみ・本位田又八、松田さんは剣の名門・吉岡流の当主で武蔵と三十三間堂を舞台に対決する吉岡清十郎役。さらに、又八の母・お杉を倍賞美津子さん、関ケ原の戦いから敗走してきた又八を助ける未亡人・お甲を高岡早紀さん、お甲の娘・朱実を夏帆さん、柳生石舟斎宗厳を武田鉄矢さん、吉岡一門との戦いを終えた武蔵に示唆的な言葉を投げかける遊郭「扇屋」の吉野太夫を中谷さんが演じるほか、東幹久さん、宇梶剛士さん、西田敏行さん、八千草薫さんらも出演する。

 豪華布陣に主演の木村さんは「このメンバーで『宮本武蔵』を作らせていただくのは大変光栄ですし、責任も重大」とコメント。初共演の真木さんについては「物語におけるお通は“耐える”“忍耐”という表現が必要な役。まさにそれを全力で体現されている気がする」、沢村さんについても「作品の中のキャラクターって自分たちの関係性にも影響があるような気がしているので、この作品を経て沢村さんとどんな関係になっていくかが楽しみ(笑い)」と期待を寄せている。

 ドラマは、吉川英治さんの代表作「宮本武蔵」を原作に、強いだけでなく、弱さやもろさも抱える愛すべき人間として武蔵を描き、従来の時代劇とは異なりCGやワイヤアクションを取り入れるなど、“新たな武蔵”を表現。小次郎と雌雄を決する巌流島の戦いや、吉岡一門との死闘、一乗寺下り松の70人斬りなどといった見せ場も用意するほか、お通との悲恋も描かれる。ドラマスペシャル「宮本武蔵」は3月15、16日の2夜連続で放送予定。

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