e−sports:“ゲーム競技”の専用施設がアキバに 文化定着目指す

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 コンピューターゲームなどで対戦する競技「e−sports(イースポーツ)」が楽しめる施設「e−SPORTS SQUARE AKIHABARA」が25日、東京・秋葉原にオープンする。試合を行うイベントスペースや、観戦エリア、カフェなどのコミュニティースペースが設けられたe−sports専用の施設で、オープン前日の24日、同所でプレス向けの発表会が行われ、施設内がお披露目された。

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 e−sportsは「エレクトロニックスポーツ(Electronic Sports)」の略で、競技性の高いゲームを用いてプレーヤー(チーム)間で勝敗を競う新しいジャンルのスポーツとして、昨今日本で注目されはじめている。海外では従来のプロスポーツと同様に、スポンサー企業のついたプレーヤーたちが賞金を賭けて競う大会が数多く実施されており、メジャー競技として楽しまれ、1億円相当の賞金を稼ぐチームも存在するという。

 同施設は三光パートナーズが運営。同社は2011年にe−sports専用施設「e−sports SQUARE 市川」(千葉県市川市)をオープンし、昨年末まで営業を行っていたが、今回秋葉原に場所を移転し、施設名も変え、25日にリニューアルオープンする。日本でe−sportsの専用施設は同所だけという。

 施設内は試合を行うイベントスペース、観戦エリア、カフェエリアのほか、ハイスペックPCが並ぶゲーミングエリア、VIP室などもある。イベントスペースにはゲーム画面などを映す大型モニターや音響、照明なども設置され、観覧者は迫力ある試合を楽しむことができる。店舗面積は約245平方メートル。営業時間は午前11時~深夜0時。ゲーミングエリアの利用料金は1時間400円から。

 同日の発表会では、同社が発足する世界で約7000万人がプレーするオンラインゲーム「LEAGUE OF LEGENDS」のプロリーグについても紹介。また、日本初のプロ格闘ゲーマーである「ウメハラ」こと梅原大吾さんやドワンゴの夏野剛取締役などによるパネルディスカッションなども行われた。

 三光パートナーズの鈴木文雄社長は、日本におけるe−sportsはまだまだスポーツとしての認知が低いとし、「そういう現状を打破したいということから、e−sportsをやるだけでなく、観戦する習慣を発信していく施設が必要と思った」と同施設の設立経緯を説明。市川での営業でe−sports定着の手応えを感じたといい、「今回秋葉原という情報発信力のある街で営業することで、e−sportsをさらに盛り上げていきたい。今回のオープンはe−sports文化が定着する第一歩」とアピールした。

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