MD松尾のヒット解析:BASARAがトップ ガンダム、ディアブロに期待

 TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーがヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。

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 「戦国BASARA4」(PS3、カプコン)が期待通りダントツでした。シリーズのファンがしっかりついてきている印象です。「ドラゴンボールZ BATTLE OF Z」(PS3・Vita、バンダイナムコゲームス)も良かった。11年12月に発売された「~アルティメットブラスト」の約1.5倍に達しており、実質Vita版の売り上げ分が上乗せされている形です。昨年劇場版アニメが公開されるなど、改めて注目が集まっていることが売り上げに反映されたといえそうです。「セインツロウ4 ウルトラ・スーパー・アルティメット・デラックス・エディション」(PS3、スパイク・チュンソフト)や、アニメスタートでブレークしている「妖怪ウォッチ」(3DS、レベルファイブ)あたりは、在庫があればもっと売れたかもしれませんね。

 ◇今週の動き

 「機動戦士ガンダム エクストリームバーサス フルブースト」(PS3、バンダイナムコゲームス)がダントツでしょう。アーケードでも盛り上がっており、予約も前作「エクストリームバーサス」を上回っています。「星のカービィ トリプルデラックス」(3DS、任天堂)に続く3位は「ディアブロ3」(PS3、スクウェア・エニックス)と予想。こちらも予約が殺到しており、盛り上がりそうです。

 ◇ランキングは次の通り。(20~26日・TSUTAYA調べ・限定版含む)

1位 戦国BASARA4(PS3)

2位 星のカービィ トリプルデラックス(3DS)

3位 ドラゴンボールZ BATTLE OF Z(PS3)

4位 パズドラZ(3DS)

5位 セインツロウ4 ウルトラ・スーパー・アルティメット・デラックス・エディション(PS3)

6位 ドラゴンボールZ BATTLE OF Z(Vita)

7位 進撃の巨人~人類最後の翼~(3DS)

8位 ゼルダの伝説 神々のトライフォース2(3DS)

9位 妖怪ウォッチ(3DS)

10位 ファイナルファンタジー 10/10−2 HD Remaster(PS3)

 ◇プロフィル

 松尾武人(まつお・たけと) TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ リーダー

 「GAME TSUTAYA」加盟約550店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。96年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。02年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。

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