ぐりとぐら:初の本格的展覧会 原画70点や初版本など

「ぐりとぐらのえんそく」中川李枝子/文 山脇百合子/絵(福音館書店刊)(C)Rieko Nakagawa,(C)Yuriko Yamawaki
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「ぐりとぐらのえんそく」中川李枝子/文 山脇百合子/絵(福音館書店刊)(C)Rieko Nakagawa,(C)Yuriko Yamawaki

 名作絵本「ぐりとぐら」の展覧会「誕生50周年記念 ぐりぐら展」が2月27日~3月10日に松屋銀座(東京都中央区)で開催されることがこのほど、明らかになった。初の本格的な展覧会で、シリーズ7作品の原画や初版本などを紹介する。

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 「ぐりとぐら」は、児童文学作家の中川李枝子さんが文章を、中川さんの妹の山脇百合子さんが絵を手がけ、1963年に誕生した。双子の野ネズミ「ぐり」と「ぐら」が主人公の物語で、小型絵本や海外版、かるたなども作られてきた。

 同展では、シリーズ全7作品の原画約70点のほか、貴重な初版本や制作資料、複製画、海外版などを展示。また、原点ともなったデビュー作「いやいやえん」(62年)や「そらいろのたね」(64年)といった初期作品の原画や初版本など約50点も紹介する。

 会場は、家具デザイナーの小泉誠さんがデザイン。まるで“絵本の森”に入り込んだような演出で、会場内には点字本を含む「ぐりとぐら」の全作品が読める読書コーナーも設置。中川さんとスタジオジブリの宮崎駿監督による講演会の模様も一部上映され、オリジナルグッズの販売も予定している。

 「誕生50周年記念 ぐりとぐら展」は午前10時~午後8時。入場料は一般1000円(前売り700円)、大学・高校生700円(同500円)、中学生500円(同300円)、小学生以下は無料。前売り券は2月26日まで販売予定。

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