俳優の谷原章介さんが、2日に放送されるバラエティー番組「世界が知りたいニッポンの技~美と食の匠たち…ひろしま篇~」(TBS系)で、数々のヒット作を生み出してきた「スタジオジブリ」で使用されている画筆の7割を占める広島の熊野筆の工房を訪れ、職人の技に迫っている。
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同番組では、広島生まれの伝統技術で作られたものを谷原さんをはじめ広島にゆかりのあるデーモン閣下やお笑いコンビ「アンガールズ」、阿川佐和子さん、国生さゆりさん、プロ野球・広島の前田健太選手が紹介。アニメーターたちが満足する画筆を完成させるための創意工夫など職人の技に触れた谷原さんは「職人のお母さん方が元気で、とてもまじめにいいモノづくりをされています。その姿勢からプライドを感じました」とコメントしている。
熊野筆は、なでしこジャパンが国民栄誉賞を授与された際の副賞として話題を呼んだが、画筆もスタジオジブリの最新作「かぐや姫の物語」の美術監督が使用したり、アニメ「名探偵コナン」や「ルパン三世」などを手掛ける石垣プロダクションに「熊野の画筆でなければ作業ができない」といわれるなどアニメーターからも支持を受けている。
また、100年以上たっても色あせない壁紙を作る会社「歴清社」を訪ねたデーモン閣下は「広島にこんな金色の箔(はく)があったなんて」と驚き、グラスビーズの生産で日本一の会社「トーホー」で職人に弟子入りをして機械化できない技術を体験したアンガールズの田中卓志さんは「熱して引っ張って熱して洗って……小さなビーズの手間はスゴイ」と感嘆していたという。
「広島のソウルフードってホントおいしい」と話す阿川さんは広島風お好み焼きに欠かせない「オタフクソース」の製造過程に迫り、国生さんは「味はもちろん風味まで損なわないのがスゴイ」とフリーズドライ商品を発売する「天野実業」の新製品開発の裏側を紹介している。2日午後2時半にTBS系全国28局ネットで放送。
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