人気アニメ「キルラキル」オープニングテーマなど、アニメタイアップ曲を数多く歌う藍井エイルさんが、2枚目のアルバム「AUBE」を1月29日にリリースした。これまでのような力強い楽曲もありながら、ポップナンバーや自身が作詞したバラードなど多彩な楽曲を収録している。アーティストとして新たな一歩を踏み出した作品について藍井さんに聞いた。
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−−昨年1月にリリースしたファーストアルバム「BLAU」は名刺代わり的なところがありましたが、今作「AUBE」はどういう作品になりましたか。
前作では、どんな暗闇の中でも光に向かって、それこそはいつくばってでも突き進んでいくような、藍井エイルの持つ力強さが表現された楽曲を多く収録しました。今作はもっと幅広いタイプの楽曲を集めて、ギュギュッと凝縮したものになりましたね。タイトルの「AUBE」は、仏語で「夜明け」という意味なんですが……。1曲ごとのテーマは違っても、優しさや背中を押す感じ、前を向いていこうというメッセージは共通しています。どの曲にも、夜明けに向かっていくような前向きさが込められているので、「AUBE」と付けました。
−−前作もローマ字で4文字のタイトルでしたが、そこはこだわったのですか?
朝日が昇っていく感じを表現したくて、いろいろな言葉を調べている中で「AUBE」という言葉が、ビビビッときたんですが……。こだわったのは、分かりやすくて歯切れのいい語感と、全部大文字にするということですね。その方が、パンチ力が出るんじゃないかって。あと私はゲームが好きなので、ゲームの中で出てきそうな感じというのもありました。
−−「夜明け」をテーマにしたいと思ったのは、藍井さんご自身がこの1年で夜明けを感じたことがたくさんあったからですか?
昨年初めて海外でライブをさせていただいたり、今までとは違ったタイプの楽曲をたくさん歌わせていただいたりして。「シリウス」のカップリング曲「クロイウタ」は、私が愛してやまないゲームシリーズ「ドラッグ オン ドラグーン3」のテーマソングだったし、さまざまなチャレンジをさせていただいたんです。そこから新しい歌い方、新しい表現、新しい歌に対する感情が生まれて……。成長できたというとおこがましいですが、自分にとってプラスになることがとても多い1年だったと思っています。アルバムには、そういう自分にとっての“新たな夜明け”みたいな気持ちも込めていますね。
−−幅広い楽曲を収録したというところでは、歌い方とか、曲ごとにいろいろ大変な部分もあったと思いますが。
そうですね、たとえば「nayuta gride」という曲は、デジタルロックの力強いサウンドなので、ちょっとでも気を抜くと歌声が負けてしまって。ずっと気を張っていないといけなくて、体力の使い方が半端じゃなかったです。「SAILING」という曲では、以前のような力強さではなく、逆に力を抜いて、流れるような雰囲気を意識しました。一番こだわったのは、ラストの「A New Day」という曲です。ギター1本をバックに歌っているのですが、イントロや間奏など歌っていないところも、マイクはオンにしたままレコーディングしているんです。立ってるだけだけど、そこにいないと空気感が損なわれてしまうので、ヘッドホンから漏れる音をマイクが拾わないように極力音量を小さくしたり、すごく繊細なレコーディングで緊張感がありました。あと、「Daydream」みたいな明るいポップナンバーもあって、こういう曲調を歌うのは初めてだったし、きっと新しい藍井エイルを感じてもらえると思いますね。
−−また、元日にシングルでもリリースしたバラードの「虹の音」では、歌詞を藍井さん自身が手がけていますね。
今まで共作はありましたけど、一人で作詞したのは初めてだったので、すごく悩んでデッドライン(締め切り)ギリギリまで粘って書きました。途中で何を書いているのか分からなくなって、“ゲシュタルト崩壊”したときもあったほどです(笑い)。聴く人によっては、恋愛の歌だと思ったり、親子の愛と思う人もいるだろうけど、大きな愛とかぬくもりというものが、歌詞の根底にはあります。私は、ライブでファンの人の顔を見ると本当に幸せな気持ちになりますし、最近では海外のファンの方にもたくさん出会えた。そのことに対して、ありがとうという気持ちをたくさん込めています。
そもそも私は言葉で気持ちを伝えるのがへたくそで、MCはよくかんじゃうし、友だちとしゃべってても、何言ってるかよく分かんないって言われるし。自分の悩みを人に話すのもすごく苦手で、自分の弱さや苦しさを、つい笑ってごまかしてしまって。本当はちゃんと向き合って話したいのに、それがなかなかできないんですね。でもそれを歌に乗せたとたん、不思議と素直になれるんですよ。どの曲にも、そういう私の素直な気持ちが込められています。
−−歌では素直になれたのは、どうしてだと思いますか?
きっとスタッフさんをはじめ、作詞家や作曲家のみなさんが、すごく情熱を持って私と関わってくださっているからだと思います。「エイルちゃんならこういう感情を持つんじゃないかと思って作った」と、すごく私の気持ちを言い当てた歌詞を書いてくださったり、こういう曲が合うんじゃないか、こういうサウンドはどうだろう?とか、みなさんいろいろアイデアを提案してくださって。制作を通して皆さんの愛情を感じて、自然と感謝の気持ちとか素直な気持ちで胸がいっぱいになりました。
−−自分を素直にさせてくれる、愛情と熱気のある現場で生まれる曲だからこそ、聴く人にも届くんでしょうね。
はい! 私は、ビジネスライクなやり方があまり好きではなくて、みんなで一丸となっていいものを目指したいと常々思っています。その一体感が音にすごく出ていると思うし、そういう空気が、自分の背中を押してくれています。でも、そのモチベーションの原点にあるのは、聴いてくださるみんなの存在。私は一人じゃ何もできないし、すごくたくさんの方に支えられている……。聴いてくれるすべての人へのお礼という意味も込めて、このアルバムを届けられることが、本当にうれしいです。
<プロフィル>
11月30日生まれ、北海道札幌市出身。2011年10月に、テレビアニメ「Fate/Zero」のエンディングテーマ「MEMORIA」でデビュー。これまでに「機動戦士ガンダムAGE」オープニングテーマ「AURORA」、「ソードアート・オンライン」オープニングテーマ「INNOCENCE」などをリリース。昨年1月に発売したファーストアルバム「BLAU」はオリコンチャート初登場4位を記録した。今年は、4月18日の渋谷公会堂を含む全国6会場を回る全国ツアー「藍井エイル “AUBE" TOUR 2014”」を開催する。
(インタビュー・文・撮影:榑林史章)
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