テレビ質問状:ノンフィクションW「フィギュアスケート 知られざるもう一つの世界」 魅せるを追求

ノンフィクションW「フィギュアスケート 知られざるもう一つの世界 銀盤に描く究極の“美”」の一場面
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ノンフィクションW「フィギュアスケート 知られざるもう一つの世界 銀盤に描く究極の“美”」の一場面

 WOWOWは、毎週金曜午後10時に「ノンフィクションW」枠を設け、オリジナルのドキュメンタリー番組を放送中だ。この枠では、見る人を新しい世界へと誘うフルハイビジョンの“ノンフィクションエンターテインメント”番組をWOWOWプライムで毎週、テーマを変えて放送している。2月7日に放送される「フィギュアスケート 知られざるもう一つの世界 銀盤に描く究極の“美”」を担当したWOWOWスポーツ部の岩城優子プロデューサーに、番組の魅力を聞いた。

ウナギノボリ

 −−番組の概要と魅力は?

 ソチ五輪に向けてますます盛り上がるフィギュアスケート界。競技スケートではなく“魅せる”を追求し続けるアイスショーがヨーロッパにありました。70年もの長い歴史を持ち、世界中からスケーターが集まる舞台「Holiday on Ice」。そこへ挑んだ日本人スケーター・望月梨早さんに完全密着。“魅せる”難しさ、明日には自分のポジションがないかもしれない怖さ……。華やかな舞台の裏には過酷なショー生活がありました。アジア人というハンディを感じながらもプリンシパル(主役)の座を勝ち取った彼女の魅力とは……。アスリートからアーティストへ進化する彼女を追っています。

 −−今回のテーマを取り上げたきっかけと理由は?

 私自身8歳から14年間、選手としてフィギュアスケートを続けており、今回取材させていただいた望月さんとも練習を共にしていました。選手時代から望月さんの表現力は素晴らしく、ショーの世界で一体どのようなプロスケーターになるのかとても気になっていました。ショーがお休み期間の日本滞在中に望月さんからアイスショーの生活などについてお話を聞かせていただき、競技スケートではなく“魅せる”スケートをぜひ多くの人に知っていただきたい、見ていただきたいと思い、この企画はスタートしました。

 −−制作中、一番に心がけたことは?

 フィギュアスケートというとジャンプやスピンをイメージされる方が多いと思います。しかしアイスショーでは自分自身の体を使って“表現”し、お客さまにいかに楽しんでいただけるかという世界。フィギュアスケートを知っている方も知らない方もプロスケーターの“魅せる”スケートに吸い込まれる作品になるよう、心掛けました。

 −−番組を作る上でうれしかったことは? 逆に大変だったエピソードは?

 かつて選手同士として一緒にいた望月さんと、今回ドキュメンタリーの取材という形でベルリンで一緒にいることが「不思議だね」とお話ししたことが忘れられません。選手ではなく違う形でフィギュアスケートに関われていることをとてもうれしく感じています。

 逆に今まで選手としてリンクに立っていたので、寒いリンクでも練習が始まれば寒さを感じません。しかし取材となると長時間寒いリンクに立ちっぱなし! さらに取材した3月のベルリンは極寒で吹雪の毎日……なかなかつらかったです。

 −−番組の見どころを教えてください。

 日本にはない迫力満点のアイスショー! 世界中から“魅せる”を極めたスケーターの美しい演技をぜひ楽しんでいただきたいです。そして、そのトップスケーターが集まる舞台で葛藤しながらも“魅せる”スケートを追い求める彼女の姿を見てください。

 −−視聴者へ一言お願いします。

 元フィギュアスケーターの私だからできる作品となっています。知られざるもう一つのフィギュアスケートの世界へみなさまをお連れ致します♪ どうぞお楽しみください。

 WOWOW スポーツ部 プロデューサー 岩城優子

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