風立ちぬ:宮崎駿監督最後の長編をアンコール上映 アカデミー賞発表に合わせ

「風立ちぬ」の一場面 (C)2013 二馬力・GNDHDDTK
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「風立ちぬ」の一場面 (C)2013 二馬力・GNDHDDTK

 米国のアカデミー賞で長編アニメーション作品部門にノミネートされている宮崎駿監督の長編引退作「風立ちぬ」が、3月3日(日本時間)の発表などに合わせて2月22日から5都市6カ所でアンコール上映されることが20日、明らかになった。

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 「風立ちぬ」は2013年7月に公開し、日本映画では5年ぶりに興行収入100億円を突破。現在120億2000万円を記録している。3月3日に発表される米アカデミー賞にノミネートされているほか、3月7日に最優秀賞が決まる日本アカデミー賞の優秀アニメーション作品賞を受賞。そのほかナショナル・ボード・オブ・レビュー賞(米国映画批評会議賞)のアニメーション映画賞やニューヨーク映画批評家協会賞のアニメーション映画賞、アニメのアカデミー賞といわれるアニー賞の長編アニメーション映画脚本賞を宮崎監督が受賞するなど世界的に評価されている。

 映画は、宮崎監督が雑誌「Model Graphix(モデルグラフィックス)」(大日本絵画)の09年4月号~10年1月号に連載したマンガを基に、堀越二郎という実在したゼロ戦の設計者の生涯と、結核の美少女が登場する堀辰雄の「風立ちぬ」をイメージした物語。主人公・二郎の声を「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズの総監督として知られる庵野秀明さんが、ヒロイン・菜穂子の声を女優の瀧本美織さんが担当している。

 アンコール上映は22日~3月7日の2週間限定で、東京地区は新宿ピカデリー、TOHOシネマズ錦糸町、大阪地区はTOHOシネマズ梅田、名古屋地区はTOHOシネマズ名古屋ベイシティ、福岡地区はTOHOシネマズ天神、札幌地区は札幌シネマフロンティアの5都市6カ所で上映する。

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