サムライオペラ:ゆうばり出品の異色の時代劇ミュージカル「YouTube」で全編公開

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 「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2014」で上映されるショートフィルム「サムライオペラ」(大川祥吾監督)の全編が26日、動画共有サイト「YouTube」で公開された。定番の時代劇を英語詞のミュージカルに仕立てた20分の作品で、悪代官と越後屋によるラップも楽しめる。

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 「サムライオペラ」は、全編英語で繰り広げられる異色の時代劇ミュージカル。浪人が主君の敵討ちのため、悪の限りを尽くす悪代官を成敗する……というストーリーで、郎党に襲われる町娘、町娘を救う浪人、顔突き合わせ悪だくみをする越後屋と悪代官など、時代劇の定番が随所に散りばめられている。また悪だくみのシーンでは、「お主も悪よのう~」と言った時代劇的な言い回しをそのまま残して、悪代官と越後屋が軽妙なラップのかけ合いを披露している。

 本作が時代劇ミュージカルとなった理由を「時代劇が好きなのと、高校時代にダンスをやっていた経験からミュージカル映画を作りたいという思いがあって、それなら両方合わせちゃえということで」と笑顔で話す大川監督。さらに「企画当初からYouTubeで公開しようと思っていたので、視聴者は世界中の人だと考え、全編英語になりました」と説明を続け、悪だくみシーンのラップについては「すごいインパクトを残すことができたと思います」と自信を見せている。

 また、本作は「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2014」のフォアキャスト部門でも27、28日に上映される。

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