仲間由紀恵:森光子役に挑戦 黒柳徹子がナレーション

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 女優の仲間由紀恵さんが、国民栄誉賞を受賞し、2012年に亡くなった女優・森光子さんの知られざる一面を描くフジテレビ系のスペシャルドラマ(今春放送予定)で、森さんを演じることが27日、明らかになった。また森さんの親友の黒柳徹子さんがナレーションを担当することも、明らかになった。仲間さんは「日本人すべての母とも慕われ親しまれた森光子さんの役を演じることになり、大変光栄であると同時に身の引き締まる思いです」といい、「女優としても女性としても偉大な大先輩の生きてこられた時代の背景や出演された作品などを、しっかり勉強して撮影に臨みたいと思います」 と意気込んでいる。

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 ドラマは、「森光子を生きた女~日本一愛されたお母さんは、日本一寂しい女だった~」(仮)と題したフジテレビの開局55周年特別番組。大阪の喜劇役者時代の26歳から代表作「放浪記」で芸術祭賞を受賞する42歳までに焦点を当てた。私生児として育った村上美津(森さんの本名)が、夫婦愛、家族愛と、女優としての成功の両方を手に入れようと奮闘する物語。妻がありながら、美津の才能に惚(ほ)れる演出家・岡本愛彦役を藤木直人さん、「放浪記」を生んだ演出家・菊田一夫役を石坂浩二さんが演じる。市川実和子さん、ケンドーコバヤシさん、久本雅美さんも出演する。

 黒柳さんは、「ドラマのナレーションは、森さんとも大の仲良しだった久世光彦さんとのドラマ以来、久しぶりのことです。お二人とももういらっしゃらないのが寂しいですが、大好きな森さんとのたくさんの思い出を胸に、心を込めてナレーターを務めたいと思います」とコメント。「放浪記」で森さんと共演したことを「宝物」と表現し、「2000回を迎えた帝劇公演の後、もう一度『放浪記』の舞台に立っていただきたかった。そのときは、私もご一緒に、とお約束していましたのに!」と話している。

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