KADOKAWAは3日、無料のマンガサイト「ComicWalker（コミックウォーカー）」の創刊発表会を東京都内で行い、「のんのんびより」や「ディーふらぐ！」といった同社の雑誌などに連載中の150作品に加え、安彦良和さんの「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」や貞本義行さんの「新世紀エヴァンゲリオン」のフルカラー版などサイトオリジナル50作品も配信すると発表した。創刊は今月22日。新レーベルからコミックス化も予定し、井上伸一郎専務は「日本のマンガ文化衰退の抑止力にしたい」と力を込めた。

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　「コミックウォーカー」は、KADOKAWAが発行する23のマンガ誌とウェブマンガサイトからセレクトされた150の連載作品と50のサイトオリジナル作品の計200作品の最新話がすべて無料で楽しめるマンガサイトで、PC、スマートフォンなどのタブレット端末で閲覧できる。日本語に加え、英語・中国語にも対応し、1クリックで切り替えが可能。また閲覧した作品の更新情報や履歴からオススメ作品が表示される「マイマガジン」機能も搭載される。

　サイトオリジナル作品には、「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」「新世紀エヴァンゲリオン」のフルカラー版のほか、大関詠嗣さんが手がける「ノブナガ・ザ・フール」など予定。発表会では、雑誌連載時のモノクロ原画を、最新の彩色技術でフルカラー化した「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」フルカラー版の一部が公開され、「コミックウォーカー」の古林英明統括部長は「安彦さんが塗ったのよりもいいんじゃないかな（笑い）」と笑顔を見せた。

　この日の発表会には、スペシャルゲストとしてアニメ「機動戦士ガンダム」のアムロ・レイ役などで知られる声優の古谷徹さん、人気ブラウザーゲーム「艦隊これくしょん −艦これ−」の赤城役など担当した藤田咲さんも登場。サイト発の新人公募企画「ComicWalker新人大賞」や「艦隊これくしょん」をテーマにしたマンガやイラストを募集する「艦これ コミック・イラスト大賞（仮題）」の創設も発表され、藤田さん直筆による“艦娘”のイラストも公開された。