注目の新譜：BUMP OF CHICKEN「RAY」　3年3カ月ぶりアルバムは次なる進化を感じさせる

　4人組バンド「BUMP OF CHICKEN（バンプ・オブ・チキン）」が、7枚目のオリジナルアルバム「RAY」（トイズファクトリー）を12日に発売した。

ウナギノボリ

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　オリジナルアルバムとしては「COSMONAUT」以来3年3カ月ぶりとなる今作は、イマジネーションをかき立てる広がりのあるバンドサウンドと、センチメンタリズム漂うソングライティングが際立つ1枚。会えなくなった人や失ったものに対する郷愁、遠くにあるものを思う切なさやロマンを感じさせ、独自の世界観を構築している。そんな中、表題曲「ray」は、エレクトリックな音の要素を取り入れ、BUMP OF CHICKENの次なる進化を思わせる楽曲に仕上がっている。

　タイトルの「RAY」とは「光線」の意味。「友達の唄」（「映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団～はばたけ 天使たち～」主題歌）、「Smile」（ソフトバンク「復興支援ポータルサイト」CMソング）、「ゼロ」（「FINAL FANTASY 零式」テーマソング）、「グッドラック」（映画「ALWAYS三丁目の夕日’64」主題歌）、「firefly」（フジテレビ系ドラマ「息もできない夏」主題歌）、配信限定シングル「虹を待つ人」（映画「ガッチャマン」主題歌）といった、2011～13年に発表されたシングル曲6曲を収録している。

　アルバム「RAY」は全14曲入り。初回限定盤に付属のDVDには、上記シングル6曲のミュージックビデオと、13年8月9日に千葉QVCマリンフィールド（千葉市美浜区）で行われたライブの模様を収録。初回限定盤、CDのみの通常盤（初回生産分）の共通特典として、3月31日に行われる新木場スタジオコースト（東京都江東区）公演のチケット購入応募券、7月31日の東京ドーム（東京都文京区）公演の最速先行予約受付応募券を封入している。初回限定盤は3714円（税抜き）、通常盤は2913円（税抜き）。（水白京／フリーライター）