テレビ質問状:大人番組リーグ「教室ハッカー」倉本美津留が企画・構成 中学校の授業をパロディー

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 WOWOWは毎週日曜午後11時に既存のジャンル以外のエンターテインメントを模索する実験枠「大人番組リーグ」の第2シーズンをスタートさせた。それぞれ異なるタイプの番組全13本が、将来のレギュラー番組化を懸けてしのぎを削る。各番組は放送後にウェブ上で集計される視聴者からの投票結果によって4番組がレギュラー化の権利を獲得できる。リーグのチェアマンは俳優の八嶋智人さん。そして2013年のミスキャンパスたちで構成された「大人キャンパスガールズ」がアシスタントを務め、毎回豪華ゲストも出演する。3月23日(今回は放送開始が午後11時半)に放送される第7弾「教室ハッカー」を担当したWOWOW編成部のプロデューサー・高田亜美さんに、その魅力を聞いた。

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 −−番組の概要と魅力は?

 現国はムード歌謡、数学はドラマ、古文は語学番組のパロディー……。中学校で習った教科をモチーフに、バラエティーに富んだ映像を詰め込みました。MCは二宮金次郎像のフィギュア(笑い)。ルックスはふざけている番組ですが、倉本美津留さん(「ダウンタウンDX」「シャキーン!」などを手がけた)の丹精な企画・構成が魅力的です。また、笑い飯さんや宮崎吐夢さん(大人計画)に声の出演をしていただいたりと、かなりぜいたくな番組になりました。

 −−番組にするときに一番に心がけたことは?

 “中学校”とうたいつつ、大人のみなさまに届けられる内容にすることを意識していました。モチーフは学校ですが、あくまでモチーフ。でも大人過ぎない内容を。そのラインを探るのは難しかったです。

  −−番組を作る上でうれしかったこと、逆に大変だったエピソードは?

 番組の企画が通った段階では、具体的なコーナー案がまったく決まっていませんでした。まっさらなところから何度もスタッフでアイデアを出し合い、台本に落とし込んだので、とても時間がかかったと思います。しかしながら、企画会議は笑いが絶えなかったです(笑い)。スタッフのみなさんが面白がってくれたことが何よりうれしかったです。

 −−番組の見どころを教えてください。

 番組全体に漂うチープ感がセールスポイントです。続々と登場する授業を「なんだこりゃ?」と思って見ていただきたいです。

 −−視聴者へ一言お願いします。

 難しいことはいらないです。頭を空っぽにして見られる非常にフレンドリーな番組だと思います。普段お忙しい大人のみなさまに、ワイン片手に見ていただきたいです。それから勉強で追い込まれてるリアル中学生のみなさまも。これを見てはしを休めてほしい…そんな思いで仕上げています。

 文章ですと、お伝えしきれない箇所が多々ございますので、ぜひご覧いただきたいです。

 WOWOW 編成部 プロデューサー 高田亜美

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