NOTTV:ラジオ番組がアニメに“変身” 夏放送へ

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 その場で即興のアニメーションを見せる異色の試みが23日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催中のアニメ展示会「AnimeJapan(アニメジャパン)2014」で披露された。ニッポン放送の吉田尚紀さんが体を動かしてポーズを取ると、スクリーンにいるセルアニメ風のキャラクターも同じポーズを取り、口の動きまでトレースする内容に来場者から驚きの声が上がった。この技術を用いた新作アニメ「みならいディーバ」をスマートフォン向け放送局「NOTTV」で夏から放送する。

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 同日開かれたステージイベントでは、アニメの試作版が公開。山本希望さんと村川梨衣さんの掛け合いや独特のフレーズをそのまま生かしており、ラジオ番組の軽妙なトークをそのまま映像・アニメ化した。

 「みならいディーバ」は、売れないボーカロイドの蒼井ルリ(声・村川さん)と春音ウイ(山本さん)が、人気者になるため自分たちで代表曲を作ろうと試行錯誤を繰り返す……というストーリー。実際に番組内で曲を作り、視聴者からリアルタイムにもらった意見をアニメで読み上げ、エンディングではできたばかりの曲もアニメで披露する。1時間番組の予定。

 制作総指揮は吉田さん、監督は「てさぐれ!部活もの」の石ダテコー太郎さん、「ソードアート・オンライン」の足立慎吾さんが担当した。「NOTTV」とニッポン放送の番組「吉田尚記がアニメで企んでる」でオリジナルアニメを作るという企画の一環。ラジオのようなアドリブがきくアニメを作ろう……と考えたのが発案のきっかけという。

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