女優の能年玲奈さんが主演したNHK連続テレビ小説「あまちゃん」が、脚本家の橋田壽賀子さんが理事を務める「橋田文化財団」主催の第22回橋田賞(はしだしょう)を受賞したことが11日、明らかになった。能年さんも橋田賞新人賞に選ればれた。
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橋田賞は、放送文化に大きく貢献した番組や人物に贈られる1993年に創設された賞。「あまちゃん」は「軽妙かつ重層的な脚本と、フレッシュなヒロインはじめ個性豊かな俳優陣や心に響く音楽などが相まって多くの視聴者に愛され、震災後の東北に対して目に見える形での支援にもつながるドラマを制作した」として受賞。能年さんは「持ち前の新鮮さ、透明感、親近感で、アイドルへと成長していく少女を見事に演じ、幅広い世代に愛された」と評価された。
今回の橋田賞には、「あまちゃん」のほか、ドラマ「オリンピックの身代金」(テレビ朝日系)やNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」を手がけた脚本家の森下佳子さん、毎日新聞特別編集委員の岸井成格さんらが選ばれ、新人賞は能年さんと綾野さん、特別賞は俳優の伊東四朗さんが受賞。大賞は該当なしだった。受賞者には置き時計と100万円が贈呈される。なお、授賞式は5月10日に東京都内で開催される。
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