BS11の報道番組「ウイークリーニュースONZE」は18日、女性の報道写真家の草分けとして知られ、今年100歳を迎える現在も、精力的に取材・執筆活動を続けている笹本恒子さんに、仕事を続ける原動力は何かを聞く特集「今年100歳で現役！ 日本初の女性報道写真家」を放送する。

あなたにオススメ

来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹”　朝ドラヒロインまで手が届くか

　笹本さんは1914年、東京生まれ。東京日日新聞（現在の毎日新聞）のカットを担当したことがきっかけで、報道写真家となり、日独伊三国同盟の婦人祝賀会やヒトラーユーゲント来日など、日米開戦前夜の貴重な写真を撮影。戦後も、安保闘争などの事件や、画家の岡本太郎ら著名人を取材し、70歳を超えてから再びカメラを手にして、作家の宇野千代さんや画家の三岸節子さんら明治生まれの女性を撮影した。

　番組では、現在横浜市の日本新聞博物館で作品展が開かれている笹本さんに、二木啓孝・BS11解説委員がインタビュー。女性の社会的地位が定まっていない時代からカメラを手に奮闘し、戦前から戦後の昭和、平成への日本の歩みを捉えてきた笹本さんの思いと、現役を続けるエネルギーの原点について聞く。

　放送は18日午後6時から、キャスターは元村有希子・毎日新聞編集委員と徳光美鈴さん。