AKB48:第6回総選挙きょう投票スタート 熱戦の歴史を振り返る

HKT48の指原莉乃さんが史上初の連覇を狙う「第6回AKB48選抜総選挙」の投票が20日スタート
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HKT48の指原莉乃さんが史上初の連覇を狙う「第6回AKB48選抜総選挙」の投票が20日スタート

 アイドルグループ「AKB48」の37枚目のシングル(タイトル未定、8月発売予定)を歌うメンバーを選ぶ「第6回AKB48選抜総選挙」の投票が20日(午前10時)にスタート。2009年に赤坂BLITZで初開催されたAKB総選挙はJCBホール(現・東京ドームシティホール)、日本武道館、横浜・日産スタジアムをへて、今回は味の素スタジアム(東京都調布市)に戦いの舞台を移す。史上最多となった総勢296人の候補メンバーたちによる熱い戦いを前に、AKB48総選挙の歴史を振り返る。

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 ◇し烈な首位争い、名言、サプライズも

 第1回の選抜総選挙は2009年7月8日、収容人数1200~1300人の赤坂BLITZ(東京都港区)で13枚目のシングルを歌う選抜メンバーを選ぶため初開催された。初代女王に輝いたのは4630票を集めた前田敦子さんで、2位は大島優子さんだった。翌10年6月9日、第2回の開票イベントは約3000人を収容するJCBホール(東京都文京区)で行われ、今度は投票速報・中間発表で2位だった大島さんが3万1448票を獲得して前田さんを逆転、わずか597票差で2代目女王に選ばれた。

 第3回(11年6月9日)、第4回(12年6月6日)は約1万人を収容する日本武道館(東京都千代田区)で開催。第3回では前田さんが13万9892票を獲得、2位の大島さんに1万7000票近くの差をつけてトップに返り咲いた。第4回は12年3月にグループ卒業を発表した前田さんが出場を辞退し、ライバル不在の中、大島さんが10万8837票を獲得して圧勝、2度目の首位に立った。そして、昨年6月8日、約7万人を収容する日産スタジアム(横浜市港北区)で開催された第6回では、投票速報で首位に立ったHKT48の指原莉乃さんが、大方の予想を裏切り、大島さん、渡辺麻友さんら強敵を抑えて初の首位に輝いた。

 また、開票イベントでは数々の名言も飛び出した。第3回で首位に返り咲いた前田さんが「私のことは嫌いでもAKB48のことは嫌いにならないでください!」と涙ながらに叫んだのをはじめ、第4回で篠田麻里子さんが後輩に向けて放った「つぶすつもりで来て」という挑発コメントや、グループ総監督の高橋みなみさんの「努力は必ず報われる!」など枚挙にいとまがない。さらに、昨年の第5回では篠田さんが突然卒業を発表するサプライズもあった。今年はどんな名言が生まれるのか、篠田さんのようなサプライズはあるのか、大いに注目したい。

 ◇前田&大島の2強体制は完全終了 今年は指原VSその他?

 改めて振り返ってみると、AKB48の総選挙の歴史は前田さんと大島さんのライバル対決の歴史だった。だが、今回は卒業を目前に控えた大島さんも不在。前田&大島の“2強体制”が完全に終了した状況で行われる初の総選挙となる。昨年初めて首位に立った指原さんが“2強”も成し遂げられなかった史上初の連覇を達成するのか、それとも他のメンバーが連覇を食い止め、初の女王に輝くのかという“指原VSその他”の展開が予想される。

 とはいえ、何が起こるのか当日まで分からないのがAKB48総選挙。投票は20日午前10時から6月6日午後3時まで。21日にはさっそく投票速報が発表される。指原さんがV2へ好スタートを切るのか、番狂わせが起きるのか……。運命のAKB48総選挙が今年も始まる。

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