1巻が発売されたコミックスの中から、編集部と書店員のお薦めマンガを紹介する「はじめの1巻」。今回は「まんがくらぶオリジナル」(竹書房)で連載、4コママンガ「いとしのムーコ」で知られるみずしな孝之さんが、少し無口で好奇心旺盛な女の子・千駄木たばたちゃんを主人公に描いた4コママンガ「たばたちゃん派」です。
ウナギノボリ
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たばたちゃんは、いろんなものに興味津々でちょっとふしぎなものが好き。ママと「おはよう」のあいさつをしようと思ってふすまに頭をぶつけてしまい、たばたちゃんが取った行動は……。
「たばたちゃん派」はとてもシンプルな4コマです。
最近はストーリーマンガだけでなく4コマも設定が凝っている作品が多いですよね。もちろんそれはそれで面白いし良いのですが、逆に4コママンガの原点であるシンプルに起承転結で笑わせたり感動させたりする作品が少なくなってきたなと。
「たばたちゃん派」はみずしな先生がこの4コマ本来のシンプルさをとても大切にして描いています。それでいて一本一本から主人公のたばたちゃんの子供らしい喜怒哀楽がきっちり伝わってきます。
僕の好きなネタに「たばたちゃんほめられるとうれしくて」があるのですが。一つ紹介してみます。「たばたちゃんはある日、日めくりカレンダーがうまく切れたのをお母さんにほめられます。また喜んでもらいたくて、すぐにでもめくりたいのですが明日まで待たなくてはなりません。つい明日になるのが待ちきれずカレンダーの前で待機していてお母さんから突っ込まれます」。カレンダーの前で正座している絵からたばたちゃんのうれしさとかいじらしさが、すごく伝わってきて胸がきゅんきゅんしてしまいますよ。
「ママとねこのミヤビとおすもうが大好き!」「ラップの切れ目をみつけるのがじょうず!」「風船がしぼんだらなんだか悲しい……」。毎日のほんのささいなことも、楽しくて、うれしくて、いろんな顔のたばたちゃんに思わずニコニコ。空気感を楽しむ4コマやストーリー仕立ての4コマも人気ですが、オチに思わずクスッと笑ってしまう正統派4コマにちょっとホッとします。セリフがみずしな先生のかわいい手書きの文字という点も、とても味があり、擬音を一つとっても面白く、一コマ一コマ大事に読みたくなっちゃいます。漢字にルビはありませんが、絵だけでも面白さが伝わるのでぜひお子さんにも! 「いとしのムーコ」でみずしな先生を知った方にもオススメですよ!
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