15年大河「花燃ゆ」:兄・吉田松陰に伊勢谷友介 高杉晋作に高良、夫・久坂玄瑞に東出

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 女優の井上真央さん主演の2015年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」の新たな出演者が11日、同局で発表され、井上さん演じる主人公・文(ふみ)の兄となる吉田松陰役を伊勢谷友介さん、高杉晋作役を高良健吾さん、文の最初の夫となる久坂玄瑞役を東出昌大さんが演じることが明らかになった。伊勢谷さんは10年の「龍馬伝」で高杉を演じて以来、高良さんと東出さんは初めての大河ドラマ出演となる。

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 制作統括の土屋勝裕チーフプロデューサー(CP)から「カリスマ性があって、頭が良くて、行動力もあって、イケメンの人となると、伊勢谷さんしかいない」と起用理由を説明された伊勢谷さんは「恥ずかしいです」と照れながらも、「(吉田松陰は)すごく尊敬している人物。この役をいただけたことは本当に本当に光栄」とあいさつ。11年の連続テレビ小説「おひさま」で井上さんと夫婦役で共演した高良さんは「この話が来たときにはねるようにうれしかった」と喜び、「高杉晋作になりきれるように頑張りたい」と意気込んだ。

 また、東出さんは「もともと歴史が好きなので、今ここに座って背筋が伸びる気持ち。久坂玄瑞は現代にいない人、覚悟が素晴らしい人物だと思うので、この役をやらせていただくに当たって覚悟を持って演じられたら」と気を引き締め、「僕が高校生、モデルの頃からカリスマとして背中を見ていた伊勢谷さんが吉田松陰を演じてくださるので、いろいろな化学変化を起こして、大作になれば。そして、その一翼を担えればと思っています」と抱負を語った。

 3人のイケメン俳優に囲まれた井上さんは「本当に心強いの一言です。また女性にうらやましがられるだろうなと思うくらい」と笑顔を見せ、「また、さまざまな志を持った藩士の方がたくさん入ってくると思うと、どんな現場になるのかとても楽しみです」と期待した。土屋CPは、キャスティングについて「イケメンは意識しました。女性の方は見ていて楽しい大河ドラマになるだろうと思います。実力、人気、そしてイケメンと三拍子そろったキャストにしたい」と説明し、「まだ続々とイケメンを登場させていきたいなと思っていますので、お楽しみください」とアピールした。

 「花燃ゆ」は、幕末の長州藩士で思想家の吉田松陰の妹・文が主役のオリジナル作品。文は長州藩の尊皇攘夷(じょうい)派の中心人物・久坂玄瑞(くさか・げんずい)と結婚し、久坂が死去した後は、群馬県初の県令(現在の県知事)の楫取素彦(かとり・もとひこ)と再婚した人物で、ドラマでは動乱の幕末の長州で、困難を乗り越えて、まっすぐに生きた文の生涯を描く。

 脚本はドラマ「1リットルの涙」などの大島里美さんと連続テレビ小説「ぴあの」などの宮村優子さんが担当。放送は15年1月から。井上さん演じる文の夫・小田村伊之助(後の楫取素彦)役で俳優の大沢たかおさんが出演することも決定している。また、音楽は連続テレビ小説「梅ちゃん先生」などを手がけた川井憲次さんが担当することも発表された。

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