浜田省吾:10年ぶり新曲が初の映画主題歌に

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 シンガー・ソングライターの浜田省吾さんが、10年ぶりに新曲を発売し、映画「アゲイン 28年目の甲子園」(2015年1月公開予定・大森寿美男監督)の主題歌に決定したことが13日、明らかになった。2005年のアルバム「My First Love」以来、約10年ぶりの新曲リリースで、浜田さんにとって初の映画主題歌。また03年に発売した曲「君に捧げるlove song」も、今夏公開予定の映画「もういちど」(板屋宏幸監督)の主題歌に決定した。

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 「アゲイン 28年目の甲子園」は、実際に行われている元高校球児のための大会「マスターズ甲子園」を題材にした重松清さんの小説が原作。元高校球児が大人になって再び甲子園を目指し、遠い過去の苦い青春の悔いを乗り越えていく。中井貴一さん、波瑠さん、和久井映見さん、柳葉敏郎さんらが出演しており、映画「風が強く吹いている」の大森監督が、監督・脚本を手がけた。

 10代の頃から浜田さんのファンだったという大森監督は「甲子園での撮影にも来ていただいて、一つのイメージを共有できたことは、この上ない幸せでした。生まれた曲は、今の浜田さんにしか歌えないと思わせてくれるような、包容力にあふれ、どこか懐かしくも新鮮な風を感じるもの」と紹介。中井さんは「移りゆく夢こそが、大人への証しなのかもしれません。この曲を聴いて、そんな世界が広がりました」とコメントした。

 一方、「もういちど」は、浜田さんのミュージックビデオなどのディレクションを長年手掛けた板屋監督がメガホンをとった落語を題材とした作品。主演の林家たい平さんのほか、お笑いコンビ「ガレッジセール」のゴリさんらが出演している。

 1987年にミュージックビデオの制作で板屋監督と出会ったという浜田さんは「(板屋監督は)主にライブコンサートを中心に、私の映像作品のほとんど全ての制作に監督として携わってくださいました。実際の付き合いは気の置けない仲間であり、手の焼ける弟のようであったりします」とコメント。「監督の思いもあり、私の楽曲が主題歌に使われることになりました。板屋宏幸初の監督作品『もういちど』、きっとすてきな作品であろうと楽しみにしています」と期待している。

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