旧約聖書にある「ノアの箱舟」伝説をラッセル・クロウさん主演で映画化した「ノア 約束の舟」が全国で公開中だ。映像化不可能とされてきた領域に、「ブラック・スワン」(2010年)のダーレン・アロノフスキー監督が挑み、壮大な人間ドラマとして完成させた。「ハリー・ポッター」シリーズでおなじみのエマ・ワトソンさんが、家族の命運を握るノアの養女役で出演している。
あなたにオススメ
【PR】Huluの評判は実際どう? 良い口コミ・悪い口コミからわかる特徴と向いている人
クロウさんが演じるノアは、ある夜、眠りの中で、堕落した人間を滅ぼすために、すべてを地上から消し去り、新たな世界を作るという神のお告げを聞く。大洪水が来ることを知ったノアは、妻ナーマ(ジェニファー・コネリーさん)と3人の息子(ダグラス・ブースさん、ローガン・ラーマンさん、レオ・キャロルさん)、養女イラ(ワトソンさん)とともに、罪のない動物たちを守る箱舟を作り始める。やがて、ノアの計画を知った宿敵トバル・カイン(レイ・ウィンストンさん)が舟を狙い始める中、ついに大洪水が始まり……という展開。
赤いリンゴが木から落ち、蛇が脱皮する。ノアが目を閉じると、足元の血の海がせり上がり、人類は巨大な波に飲み込まれていく……。「レクイエム・フォードリーム」(00年)や「ファウンテン 永遠につづく愛」(06年)といった過去の作品で見せた、アロノフスキー監督の幻想的で魅惑的な描写は今作でも存分に発揮されている。コンピューターグラフィックス(CG)を駆使して作られた箱舟の内部や、箱舟に乗り込む動物たちの描写には、そのスケール感に圧倒され、箱舟が大洪水に見舞われる場面では息を飲んだ。聖書に通じていない筆者には、アロノフスキー監督の解釈うんぬんを語ることはできないが、原書ではわずか数ページのエピソードを、ノアの苦悩や妻ナーマの献身ぶり、さらにノアと息子たちの確執などにまで押し広げ、物語を作り上げる創作力におそれ入った。TOHOシネマズ日劇(東京都千代田区)ほか全国で公開中。(りんたいこ/フリーライター)
<プロフィル>
りん・たいこ=教育雑誌、編集プロダクションをへてフリーのライターに。映画にまつわる仕事を中心に活動中。大好きな映画はいまだに「ビッグ・ウェンズデー」(78年)と「恋におちて」(84年)。
赤塚不二夫さんのマンガ「おそ松くん」が原作の「おそ松さん」のアニメ、実写映画、舞台の“異次元コラボ”ビジュアルが公開された。5月24日の六つ子の誕生日を記念した前代未聞のコラボで…
菅井友香さんと中村ゆりかさんのダブル主演で、5月15日に公開された映画「チェイサーゲームW 水魚の交わり」。同作で、樹(菅井さん)と冬雨(中村さん)の、中学生になった娘・月を演じ…
人気シリーズ「トムとジェリー」の劇場版アニメ最新作「トムとジェリー 時をこえる魔法の羅針盤(コンパス)」(クロックワークス配給)が5月29日に公開される。本編中、お調子者のトムが…
人気グループ「Snow Man」の目黒蓮さんの主演映画「SAKAMOTO DAYS」(福田雄一監督)で、主人公夫婦の大切な一人娘・坂本花を演じた吉本実由さん。2023年の連続ドラ…
俳優の芦田愛菜さんが5月22日、東京都内で行われた映画「ミステリー・アリーナ」(堤幸彦監督)の公開初日舞台あいさつに出席。アクション挑戦に意欲を見せる一幕があった。