MD松尾のヒット解析：「俺の屍を越えてゆけ2」がトップ　「妖怪ウォッチ2」続く

　TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー（MD）の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーがヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。

あなたにオススメ

“あの頃”のジャンプ：実写ドラマ化も話題「ウイングマン」　1983年を振り返る

　「俺の屍を越えてゆけ2」（Vita、SCE）が首位を獲得しました。前作のファンに加えて20歳手前の“現役”ゲーマー層を取り込めているのが特徴。女性の購入者も多いですね。2、3位は人気の「妖怪ウォッチ2　本家」、「妖怪ウォッチ2　元祖」（3DS、レベルファイブ）で引き続き順調な売れ行き。その他の新作では「シャリーのアトリエ」（PS3、ガスト）が人気でした。

　◇今週の動き

　トップは新作の「ヨッシー　New　アイランド」（3DS、任天堂）と予想。完成度の高いアクションゲームとして安心して遊べますし、全年齢向けのロングセラータイトルとしても期待できそう。2、3位には「妖怪ウォッチ2　本家」、「妖怪ウォッチ2　元祖」が残りそうです。

　◇ランキングは次の通り。（14～20日・TSUTAYA調べ・限定版含む）

1位　俺の屍を越えてゆけ2（Vita）

2位　妖怪ウォッチ2　本家（3DS）

3位　妖怪ウォッチ2　元祖（3DS）

4位　シャリーのアトリエ（PS3）

5位　ガンダムトライエイジSP（3DS）

6位　フリーダムウォーズ（Vita）

7位　マリオカート8（WiiU）

8位　太鼓の達人　どんとかつの時空大冒険（3DS）

9位　妖怪ウォッチ（3DS）

10位　ウォッチドッグス（PS3）

　◇プロフィル

　松尾武人（まつお・たけと）　TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ　リーダー

　「GAME　TSUTAYA」加盟約550店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。96年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。02年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。