フジテレビ:再び“大改編” 新番組定着せず

10月改編を発表したフジテレビ
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10月改編を発表したフジテレビ

 フジテレビは8日、東京都内で10月の改編説明会を開催し、新番組のラインアップを発表した。改編率は全日帯(午前6時~深夜0時)15.5%、ゴールデン帯(午後7~10時)26.3%、プライム帯(午後7~11時)32.9%で、プライム帯では、4月にスタートした日曜午後8、9時、月曜午後8時の新番組が終了し、新たにバラエティー番組が投入されるなど、4月(32.9%)に続き30%を超える高めの改編率となった。

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 日曜午後8時は「クイズ30~団結せよ!~」の後番組として、お笑いコンビ「アンジャッシュ」の渡部建さんと9月末でTBSを退社し、フリーに転身する田中みな実アナウンサーをMCに抜てきしたバラエティー「ニュースな晩餐会」、同午後9時は「ワンダフルライフ」の後番組として、深夜番組から昇格した千原ジュニアさん、バカリズムさん、劇団ひとりさんらが出演するバラエティー「オモクリ監督~O−Creator’s TV show~」を、また月曜午後8時には、「ジャネーノ!?」の後番組として、お笑いコンビ「ウッチャンナンチャン」の内村光良さんがMCを務めるバラエティー「痛快TV スカッとジャパン」(仮)をスタートさせる。

 午後11時台にも新番組を投入。月曜は「テラスハウス」の後番組として、お笑いコンビ「キャイ~ン」の天野ひろゆきさんと元NHKアナウンサーの堀潤さんがMCを務めるバラエティー「マネースクープ」、金曜は新しい音楽番組「おんがくの時間」(仮)、土曜はドラマ枠「土ドラ」が終了し、お笑いコンビ「オードリー」や「ウーマンラッシュアワー」「ナイツ」らが出演するバラエティー「ミレニアムズ」、日曜は、タモリさんが出演するバラエティー「ヨルタモリ」を放送する。

 連続ドラマは、小栗旬さんが織田信長と信長そっくりの主人公の2役を演じる“月9”「信長協奏曲」や、沢尻エリカさん主演で4月期に放送された「ファーストクラス」の続編、石原さとみさんと松下奈緒さんがダブル主演を務めるラブコメディー「ディア・シスター」などをラインアップ。そのほか、日曜午後1時半から「Kinki Kids」のロケバラエティー(タイトル未定)、深夜では、月曜に有吉弘行さんらが出演する「おーい!ひろいき村」、水曜に「HKT48」の指原莉乃さんや「AKB48」のメンバーが出演するバラエティー「AKBマーケティング!」(仮)などの新番組を放送する。

 10月改編のテーマは「今日よりちょっといい明日 プラス フジテレビ」で、改編説明会に登壇した夏野亮編成部長は、その狙いについて「テレビを通じて、視聴者の皆さんに何かを“プラス”することで、今日よりもちょっといい明日が来るように、そんな思いを込めた」と説明。「今回の改編に関して、全ての番組が視聴者を“プラス”にできる何かを持って制作していく」と語った。

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