TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーがヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。
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「ドラゴンクエスト10 オンライン」(3DS、スクウェア・エニックス)が予想通りトップを獲得しました。ただし、想像をはるかに上回る売れ行きで在庫がまったくなく、ほぼ全店で品切れしています。マイクロソフトの新型ゲーム機「Xbox One」はまずまずの滑り出し。一番人気だった「タイタンフォール」(エレクトロニック・アーツ)がセットになったにもかかわらず、別にソフトを買っているお客さんが多いのは好材料。「デッドライジング3」(マイクロソフト)、「フォルツァモータースポーツ5」(同)がよく売れました。
ビッグタイトルの「大乱闘スマッシュブラザーズ for ニンテンドー3DS」(3DS、任天堂)がダントツでしょう。老若男女問わず誰でも遊べるタイトルで、「オールターゲット」という言葉がしっくりきます。「Destiny」(PS4・PS3、SCE)も注目タイトル。新色のPS4本体とのセット版も同時発売されるなどソニーも注力している話題作で、「バトルフィールド」「コールオブデューティ」といった人気のアクションシューティングに匹敵する出来栄え。こちらも売れてくれそうです。
松尾武人(まつお・たけと) TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ リーダー
「GAME TSUTAYA」加盟約550店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。1996年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。2002年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。
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