あさりちゃん:作者「室山まゆみ」が最多巻数でギネス認定

「あさりちゃん」の作者の室山まゆみこと室山眞弓さん(左)と眞里子さん
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「あさりちゃん」の作者の室山まゆみこと室山眞弓さん(左)と眞里子さん

 今年2月に発売されたコミックス100巻で、36年間の連載に幕を下ろした人気長寿ギャグマンガ「あさりちゃん」(小学館)を手がけたマンガ家ユニット「室山まゆみ」の室山眞弓さんと眞里子さん姉妹が、「2人組による1コミックシリーズ最多発行巻数(女性作家)」として、ギネス世界記録に認定されたことが10日、明らかになった。1巻目が出版された1980年から“34年目の偉業”ということで、2人は「ただ普通に仕事として2人でマンガを描いてきたことが『記録』として認定されるのは気恥ずかしくもありますが、それ以上に誇らしい思いもしています」と喜びのコメントをしている。

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 「ギネス世界記録2015」日本語版で新しく認定された記録として紹介されているといい、2人は「数年前、読者から『姉妹でこんなに長く一つのマンガを描いている人なんていないと思います。ギネスブックに載るんじゃないでしょうか。申請してみてはいかがですか』という内容のお手紙をいただいたことがあります。その時は、まさかありえないと2人して笑いました。それが現実になるとは正直びっくりです」とコメントを寄せている。

 「あさりちゃん」は、室山眞弓さんと眞里子さん姉妹が「室山まゆみ」名義で78年に「小学二年生」8月号(小学館)から連載をスタートしたギャグマンガで、学年誌や少年マンガ誌「月刊コロコロコミック」(同)、少女マンガ誌「ちゃお」(同)などで連載された。82~83年にテレビアニメが放送され、86年には第31回小学館漫画賞を児童部門で受賞している。勉強嫌いだがスポーツ万能の小学4年生の浜野あさりと学校一の秀才の姉・タタミを中心に家族やクラスメートたちを巻き込んだドタバタギャグが繰り広げられるという内容。

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