注目の新譜:くるり「THE PIER」 2年ぶりのアルバムはくるり流の多国籍サウンドが満載

くるりのアルバム「THE PIER」のジャケット
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くるりのアルバム「THE PIER」のジャケット

 ロックバンド「くるり」が、ニューアルバム「THE PIER」(ビクターエンタテインメント)を17日に発売した。

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 今作は、前作「坩堝の電圧」(るつぼのぼるつ)から約2年ぶりにリリースされたアルバムで、民族音楽の要素などを取り込みつつ最新テクノロジーも駆使した、何にも似ていない“くるり流”の新たな多国籍サウンドが詰まっている。打ち込みとシンセサイザー、弦楽器や管楽器が融合したエレクトロなナンバー「2034」を1曲目に据えた今作は、生のドラム音などが前面に押し出され、ループするリズムトラックが印象的な「日本海」など、これまでのくるりの楽曲とは異なる楽曲で驚かせてくれる。

 ほかにもシングル曲の「Remember me」(NHK総合「ファミリーヒストリー」テーマ曲)や、アルバム用にアレンジされた「最後のメリークリスマス<album edit>」をはじめ、映画「まほろ駅前狂騒曲」の主題歌「There is (always light)」、ライブですでに披露され、起伏のある展開が印象的な“変な曲”として話題を呼んでいる「Liberty & Gravity」などがそろい、懐かしさと新しさが両立したアルバムに仕上がっている。

 アルバム「THE PIER」は全14曲入り。収録曲の楽譜と「Liberty&Gravity」のハイレゾ音源ダウンロードコードが付いた7インチサイズジャケット仕様の初回限定盤は5000円(税抜き)。CDのみの通常盤は2900円(税抜き)。

 今作の発売を記念して、くるりは11月6日のEX THEATER ROPPONGI(東京都港区)を皮切りに全国ツアー「くるりワンマンライブツアー2014『金の玉、ふたつ』」を開催予定。また10月には昨年から継続中の全県ツアー「DISCOVERY」の北海道編「HOQAIDO」と、東北編「TOHO-Q」も行われる。

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