歌舞伎俳優の片岡愛之助さんが18日、東京都内で行われた主演映画「マザー」(楳図かずお監督、27日公開)の完成披露会見に登場。マンガ家の楳図さんの自伝的な映画で、オファーを受けた愛之助さんは「楳図先生の生き様みたいな作品だと思い『むりでしょ』って、一度、即刻お断りさせていただきました」と明かした。さらに「楳図先生から『楳図かずおというマンガ家を演じてほしい』と言われたのでお受けしました」と笑顔で話した。
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また、楳図さんの象徴でもある“赤と白のボーダー”を着用した愛之助さんは「あまりボーダーを着たことがなかったのですが、今ではプライベートでも着ている。モチベーションがあがるんですよね」と感想を語ると、同席していた楳図さんは「そうなんですよ」と喜んでいた。会見で2人は、レッドカーペットではなく赤と白のカーペットの上を歩いて登場する一幕もあった。
映画は、マンガ家・楳図かずお(愛之助さん)のもとに、ある出版社から「生い立ちを本にしたい」という話が来る。担当編集者・さくら(舞羽美海さん)は楳図の独特の創作の原点に、亡くなった母・イチエ(真行寺君枝さん)の影響が大きいことを知り調査を進めるが、やがて周囲で次々に怪奇現象が起こり始める……というホラー作品。
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