中村雅俊:実在の鉄道技術者役に自信 「新幹線は俺が作った」?

スペシャルドラマ「妻たちの新幹線」の会見に登場した中村雅俊さん
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スペシャルドラマ「妻たちの新幹線」の会見に登場した中村雅俊さん

 俳優の中村雅俊さんが19日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われたスペシャルドラマ「妻たちの新幹線」の会見に登場した。新幹線の開発に奮闘した実在の鉄道技術者・島秀雄を演じた中村さんは「演じることにプレッシャーを感じたが、自分なりの島さんを演じようと努力しました。実際の島さんに近い人物を演じられた自負はある」と自信を見せ、「新幹線に乗ったときに俺が作ったという実感が持てるようになった」と満足げだった。

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 東北出身で20歳を過ぎるまで新幹線に乗ったことがなかったという中村さんは「(新幹線に対する)羨望(せんぼう)の気持ちがすごく強かった。デビューの直前くらいに初めて乗ったくらい。ことごとく田舎者でしたね」と告白。「新幹線とはほど遠い人間でしたが、今回で(新幹線は)0系や800系まであって、それがどこを走っていていてと、すごく詳しくなりました」と話した。

 会見には、妻・豊子役の南果歩さんや父と同じく国鉄に就職した息子・隆役の溝端淳平さんらも登場。南さんは作品について「今の時代、どうやって家族関係を作るのかのあらゆるヒントがちりばめられていて、老若男女、鉄っちゃん、鉄子さんに楽しんでいただける作品になった。出演しながら自分で良い作品だなと思いました」と“自画自賛”し、溝端さんも「これを見た後は、普通には新幹線に乗れないと思う!」とアピールしていた。

 ドラマはNHK名古屋放送局のテレビ放送60年を記念して制作。高度成長期を舞台に「新幹線をつくった男」と呼ばれる技術者の島秀雄(中村さん)や、島を技師長に選んだ第4代国鉄総裁の十河信二(伊東四朗さん)らが悪条件を乗り越えながら新幹線開発に奮闘する姿と、それを支える家族の交流を描く。10月13日午後7時30分に放送予定。

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