注目映画紹介:「少女は異世界で戦った」 ガメラ監督最新作 美少女がかれんに戦う本格アクション

(C)2014「少女は異世界で戦った」製作委員会
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(C)2014「少女は異世界で戦った」製作委員会

 平成ガメラシリーズ(1995~99年)や「デスノート」(2006年)などで知られる金子修介監督の最新作「少女は異世界で戦った−DANGER DOLLS−」が、27日に公開される。映画は、近未来の日本を舞台に、4人の少女が剣を武器に戦う「ソードファイター」となり、謎の侵略者たちと死闘を繰り広げるSFアクション。花井瑠美さん、武田梨奈さん、清野菜名さん、加弥乃さんの4人が演じる美少女戦士たちの体を張った迫力のアクションに思わず目を奪われる。

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 2024年の日本には、原子力を封印し新しい歴史を歩み始めた「かの世界」(アナザーワールド)と、銃も核兵器も原発もある「この世界」(アワーワールド)という二つの世界が存在した。ある日、アナザーワールドに根絶されたはずの銃を持った侵入者が現れ、戦士として育てられたアリサ(花井さん)、レイ(武田さん)、マリ(清野さん)、ミキ(加弥乃さん)の4人は剣術と武術で応戦。やがて侵入者が行き来できるワームホールの存在が明らかになり、4人は怪しまれないようにアワーワールドに美少女アイドルグループを装って侵入者を捜しに行くことになり……というストーリー。

 なにをおいても美少女戦士4人のアクションは、言葉で言い表すのが難しいほどカッコいい。しかもただアクションしているだけでなく、4人それぞれの個性を生かした動きに仕上げてくるあたり、金子監督の演出が光る。中でも頭突きで瓦を割るCMなどで話題の武田さんは、ジャパンアクションアワードも受賞したアクション女優の面目躍如で、ほれぼれするほどの蹴り技を披露している。新体操の選手だった花井さんも柔軟性を利用したハイキックなどで魅了する。ほかにも4人がアイドルグループに扮(ふん)してのダンスシーンは一見の価値あり。ブラックジョーク的な描写や、敵について、戦うことについて、そしてアイドルについて考えさせられる場面などもあり、金子監督の世界観、思いの丈が詰め込まれている。4人のボス・柳生太一郎役で岡田浩暉さん、世界征服を企む黒幕・豪徳寺役で金子昇さんらも出演。27日から新宿バルト9(東京都新宿区)ほか全国で公開。(遠藤政樹/フリーライター)

 <プロフィル>

 えんどう・まさき=アニメやマンガ、音楽にゲームなど、ジャンルを問わず活動するフリーの編集者・ライター。イラストレーターやフォトショップはもちろん、インタビュー、撮影もオーケーと、どこへでも行き、なんでもこなす、吉川晃司さんをこよなく愛する自称“業界の便利屋”。

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