今週シネマ：11日公開の映画　「宇宙戦艦ヤマト2199」「近キョリ恋愛」「ぶどうのなみだ」…

　今週末に公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。11日公開の「宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海」（加戸誉夫監督）はヤマトシリーズの40周年を記念して製作された話題作。そのほか11日には、少女マンガを映画化した「近キョリ恋愛」（熊澤尚人監督）、大泉洋さん主演で、「しあわせのパン」（2011年）の三島有紀子監督と再タッグした「ぶどうのなみだ」などが公開される。

ウナギノボリ

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　「宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海」は「ヤマト」40周年を記念して制作されたテレビシリーズ全26話の特別総集編。主人公・古代進（声・小野大輔さん）の視点で、謎の星間国家「ガミラス」によって汚染された地球を浄化するために向かった惑星イスカンダルへの旅路を振り返る。スピード感あふれる大迫力の戦闘シーン、劇場上映用に用意された臨場感あふれる音響など往年のファンも楽しめる仕上がりだ。

　「近キョリ恋愛」（熊澤尚人監督）はみきもと凜さんの同名少女マンガ（講談社）が原作。山下智久さんが演じる男前の“ツンデレ”英語教師・櫻井ハルカと、小松菜奈さん演じる超クールな天才女子高生・枢木（くるるぎ）ゆにの恋愛を描いた物語で、ほかにジャニーズWESTの小瀧望さん、山本美月さんらが出演している。

　「ぶどうのなみだ」（三島有紀子監督）は、大泉洋さんが主演。夢に破れて一度離れた故郷に戻って理想のワインづくりに精を出す兄（大泉さん）と、地元で畑を守ってきた弟（染谷将太さん）、そして突然現れた不思議な女性（安藤裕子さん）が繰り広げる人間模様を描いた。

　そのほか11日には、主演の吉永小百合さんが、岬の喫茶店の女主人と客とのふれあいを通して、人と人のつながりを描き、モントリオール世界映画祭で審査員特別賞グランプリとエキュメニカル審査員賞の2冠を獲得している「ふしぎな岬のものがたり」、実話を基に韓国人テノール歌手（ユ・ジテさん）と日本人音楽プロデューサー（伊勢谷友介さん）の絆を描いた「ザ・テノール 真実の物語」（キム・サンマン監督）、人気アニメ「プリキュア」（ABC・テレビ朝日系）シリーズ劇場版最新作「映画ハピネスチャージプリキュア！人形の国のバレリーナ」、「キック・アス」でブレークしたクロエ・グレース・モレッツさん主演の「イフ・アイ・ステイ　愛が還る場所」（R．J．カトラー監督）などが公開される。