花とアリス:岩井俊二自ら長編アニメ化 蒼井優&鈴木杏が“再競演”

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 2004年に公開された映画「花とアリス」が、原作・脚本・監督を手がけた岩井俊二監督によって、長編アニメ化されることが16日、明らかになった。映画でWヒロインを演じた女優の鈴木杏さんと蒼井優さんが、アニメ版でも再び同役の声を担当するといい、岩井監督は今作で初の長編アニメーション監督に挑戦するとともに脚本・音楽も自ら手がける。アニメ版は「花とアリス殺人事件」と題して、2015年2月に全国で公開予定。

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 映画は、花とアリスの二人の少女が、日常、友情、恋に揺れる姿を描いた作品。アニメ「花とアリス殺人事件」は、映画の前日譚(たん)となる、花とアリスの出会いのエピソードが描かれる。公開されたポスタービジュアルでは、「史上最強の転校生、アリス」「史上最高のひきこもり、花」といった言葉とともに、制服姿の花とアリスのビジュアルが描かれている。

 映画と同じアリス役を務める蒼井さんは「アリスだったあの日から、早10年。声も大分、野太くなっていますが、頑張りました。またアリスになることができ、心からうれしかったです」とコメント。再び花役を演じる鈴木さんは「花とアリスに再会できて、とてもとてもうれしいです。10年たって30歳近くになった私たちが中学生の声になれているのか……ちょっと不安。でも見てくださる方が楽しんでくださればいいなと思います」と話している。

 また、岩井監督は「作品を作り終えてもなお、あの二人は僕の中に居座り、10年の歳月が過ぎてもなお、平然とそこに居続け、気がついたら僕にこのアニメを作らせていた。二人がいつまで居座る気なのか、それはちょっと僕にもわからない」とメッセージを寄せている。

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