手塚とおる:「半沢」「ルーズヴェルト」の“怪優”がテレ東深夜でドラマ初主演

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 連続ドラマ「半沢直樹」「ルーズヴェルト・ゲーム」などに出演し個性的な演技で話題を呼んだ俳優の手塚とおるさんが、2015年1月期にテレビ東京で放送される深夜ドラマ「太鼓持ちの達人~正しい××のほめ方~」でドラマ初主演することが14日、明らかになった。同局ドラマ制作部の濱谷晃一プロデューサーは「自分でお願いしておきながら、まさかの手塚とおるさん主演です。手塚さんは、癖のある役を演じさせたら右に出るものはいない日本の誇る“怪優”。そんな“怪優”を処世術を学ぶコメディーの主役に抜てきできるなんて、プロデューサー冥利につきます」と語っている。

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 「太鼓持ちの達人~正しい××のほめ方~」は、人気のビジネス書「正しいブスのほめ方」「正しい太鼓のもち方」(トキオナレッジ著・宝島社)が原案の、「正しいほめ方」など処世術を笑いながら学べる新感覚ドラマ。手塚さんは、“ほめワード”というポジティブ兵器でコミュニケーションに悩む人たちを救うオンラインシミュレーションゲーム「世渡りWARS」では、3人の“太鼓持ちの達人”のうちの一人で軍人のキャラクター・スタローン大佐、現実世界ではいつもクレーマーと向き合っているスーパーの店長・岡部浩太郎を演じ、木南晴夏さん、柄本時生さんも出演する。

 手塚さんはドラマ初主演について「『僕で大丈夫かな?』って思いました。52歳で主演って……。何をどうすればいいか分からなくて、ずっとドッキリ感覚でした」と胸中を明かすと「脇でどうするかっていうのを考えてきた人間ですから、そういう人間を主役にしようっていうテレビ東京ってすごいなって、そっちに興味がありますね」ともコメント。さらには「人をほめるドラマなので、この世知辛い世の中で、何とか“平成の植木等さん”みたいになれるといいかなと、思っています。『平成の太鼓持ち』として『昭和の太鼓持ち』の植木等さんを目標に少しでも近づければと思っています」と意気込んでいる。

 ドラマは、毎週月曜午後11時58分~深夜0時45分に放送予定。

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