小学生を中心にアニメ、ゲーム、マンガが大ヒットしている「妖怪ウォッチ」のプロジェクトチームが今年最も顕著な業績を残したチームを表彰する「ベストチーム・オブ・ザ・イヤー2014」の最優秀賞に輝いた。「妖怪ウォッチ」は「新語・流行語大賞」にノミネートされたほか、「小学館DIMEトレンド大賞」で大賞、日経トレンディの「ヒット商品ベスト30」では「アナと雪の女王」に次ぐ2位と絶好調だった今年を象徴するような受賞ラッシュに企画・開発したレベルファイブ(福岡市中央区)の日野晃博社長は「次から次へとうまくいく、気持ちのいいほどの成功パターンでしたね」と満面の笑みをみせた。
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「ベストチーム・オブ・ザ・イヤー」は今年で7回目を迎える年末恒例のアワード。授賞式が20日東京都内で行われ、実行委員会委員長を務める明治大学の齋藤孝教授から「日本中が沸き立った感じですね」と祝福されると、日野さんは「あらゆる部門がちゃんと成功できていて、本当に珍しいパターン。本当に幸せだなと思います」と語った。
また日野さんは「今の妖怪チームなら、どんなコンテンツにも負ける気がしない」と自信を見せ、流行語大賞ノミネートに関しても「本当にうれしいですよ。僕らにしたら、テレビの中の遠い世界(の賞)。ほかにも賞をいただいてうれしい限り」と喜んだ。
ヒットの理由についても「テレビ、ゲーム、グッズなど、それぞれのプロが試行錯誤してやっている。みんな一緒に相乗効果が生まれるように、会社を超えたチーム力が今回特別に強かった」と振り返り、その仕組みのひとつとして、テレビアニメを挙げ、「家族のコンテンツにしようという思いがあって、大人にしか分からないギャグも入れて、家庭に会話をもたらすようにした」と明かした。
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