立川談志さんを、私達も尊敬の意味を込めて「(落語立川流)家元」と呼んでいた。忙しくなる師走直前、そして寒さを意識するこの時期、3年前の11月21日、「家元」は75歳で亡くなった。
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21日は3回目の命日。「家元がいたら、何を話し、どのネタを演じたたろう……」と思ったことが何度もあった。長男で所属事務所「談志役場」代表の松岡慎太郎さんも、「そうですね。小笠原(東京都)の(中国漁船による)サンゴ密漁を知ったら『先に採りに行く』と言ってるかもしれませんね」と話す。
3年がたち、悲しみから懐かしい思い出へと、「家元」を愛した人々の思いは変わりつつある。21日から3日間開かれる落語会「談志まつり2014」に合わせて、「衛星劇場」では特別番組が放送され、2枚組みCD「家元の軌跡 談志30歳」(キントトレコード)が発売。そして、書籍化されてない対談やエッセー、落語会のプログラムなどを集めた新著「努力とは馬鹿に恵えた夢である」(新潮社)も出版された。
CDは「大改造!!劇的ビフォーアフター」で自宅改装のため、荷物を倉庫に移動させる際に見つかったオープンリールのテープが音源だ。1966(昭和41)年5月、30歳で演じた「芝浜」などを収録。慎太郎さんは「僕が生まれた年なんで『バック・トゥ・ザ・フューチャー』みたいな不思議な感覚です。最初聴いて、お弟子さんかと思いました。声もかすれてないし、テンポも流れるような速さで」と驚いたという。
「ビフォーアフター」、CD、そして書籍。「たまたま、命日のあたりで広がっていきましたが、周りの方も(命日に合わせた落語会を)続けていこうとおっしゃってくれていてありがたい。父の寿命はなくなったけれど、音源や映像、写真、日記など、寿命以上のものを残しているので、それをこれからも発信したい。お弟子さんが父の芸を継承していくのと並行して、父が人生で出せなかったものを出していくのが自分のやることだと思ってます。格言ではありませんけど、時代が変わっても、今に通じる言葉が結構ありますし」と慎太郎さん。
命日を前に、東京都内の霊園に20日、向かった。墓石の正面には「立川談志」、側面には「立川雲黒斎家元勝手居士」の文字。花と線香が手向けられ、おそらく21日の命日も多くのファンが足を運んだことだろう。
そして命日の21日、弟子・立川談春さんのエッセー「赤めだか」(扶桑社)が、大型スペシャルドラマとしてTBS系で放送されることが発表された(放送は15年で日時未定)。
家元自身が多数の著書を残し、立川流顧問の吉川潮さんの著書、そして家元の弟子による本と、「立川談志」関連本はおそらく落語家で最も多く、書きつくされたといってもいいほど。それでも、家元の思い出を振り返りたい。決して美化せず、そして風化させないために。=随時掲載(油井雅和/毎日新聞)
☆……「談志まつり2014」 21~23日、東京・有楽町のよみうりホール。22日正午「人生成り行き」~勝手に生きるべし~(立川龍志、桂文枝、野末陳平、立川志らく、立川生志、立川志遊、立川談修、泉水亭錦魚)▽同日午後5時「伝統を現代に」~江戸の風とイリュージョン~(立川左談次、三遊亭円楽、松岡ゆみこ=談志の長女、立川志らく、立川談慶、立川雲水、立川晴の輔、立川談奈)の2公演は当日券あり。夢空間(http://yume-kukan.net/)。
☆……ABC・テレビ朝日系「大改造!!劇的ビフォーアフター」(30日午後7時58分) 築50年の「談志の自宅」が登場。
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