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デス・パレード:キャストに前野智昭、瀬戸麻沙美ら キャラ設定も

アニメ
(C)立川譲/「デス・パレード」製作委員会

 日本テレビで放送されるアニメ「デス・パレード」のキャストとキャラクター設定がこのほど発表された。白髪のバーテンダーのデキムを前野智昭さん、黒髪の女を瀬戸麻沙美さんが演じるほか、デキムと同じ“裁定者”ギンティを細谷佳正さん、デキムとギンティの上役のノーナを大久保瑠美さんが担当する。

 「デス・パレード」は、文化庁の若手アニメーター育成プロジェクト「アニメミライ」で制作されたアニメ「デス・ビリヤード」をテレビシリーズ化。死後の人間の魂が集まる不思議なバー「クイーンデキム」の白髪のバーテンダーで“裁定者”のデキムが、客としてやってきた2人の死者を命がけのデスゲームにいざない、客たちの本性をむき出しにしていく……というストーリー。15年に日本テレビで放送される。

 ◇立川譲監督と前野さんの会見の模様は以下の通り。

−−「デス・パレード」制作の経緯とテレビアニメ化が決まった時のお気持ちを教えてください。

立川さん 「デス・パレード」のもととなる「アニメミライ2013」に出展した「デス・ビリヤード」という作品がありまして。その絵コンテを描いている段階で「これはテレビシリーズにできるな」と考えていました。実際に企画が動き出したのはそれから1年半後くらいなのですが、その前に物語の構成をやっていました(笑い)。テレビシリーズ化にゴーサインが出た時はすごくうれしかったのを覚えています。

前野さん 立川さんからテレビアニメシリーズを視野に入れて「デス・ビリヤード」を制作しているとうかがっていたので、僕も実現しないかなとずっと思っていました。今回、このようにテレビアニメ化が決まり、僕たちキャストも変わらず演じさせていただけるのはとてもうれしいですね。

−−「デス・ビリヤード」とはどのような作品ですか。

立川さん 自分が死んでいることに気づかない2人の死者がバーにやってきて、強制的にゲームで対決させられるというお話です。実はそこは死者を裁定する場所で、死者は次第に自分が死んだ経緯などを思い出していきます。見る人に余韻を与えるものにしたいなと考えていたので、最後に謎を残したリドルストーリーという形になってます。

−−劇場公開当初からかなりの話題になりましたね。

立川さん 僕としては結構ストレートに作ったつもりではあるのですが、死者が自分の死に気づかぬまま生きていることを語るという世界観がよかったのかなと思います。

−−現在制作中のテレビアニメ「デス・パレード」は「デス・ビリヤード」の世界観を引き継いでいるそうですね。

立川さん 主な舞台や登場人物は踏襲していますが、「デス・パレード」ではちょっとした答え合わせがあったり、前作で描かれていなかったところも出てきます。例えば、クイーン・デキムのような死者を裁定する場所は実はたくさん存在し、デキムの他にさまざまな裁定者がいて、常時数百人の死者が裁定を受けています。また、テレビアニメシリーズの縦軸として、デキムの成長や抽象的なテーマを盛り込みたいと考えています。2人の死者がゲームで勝負するという1話完結のドラマの中に、デキムが死者の裁定というものを考えたり、彼の成長につながるようなお話をちりばめていきたいですね。

−−前野さんがデキムを演じるうえで意識されていることは?

前野さん デキムは死者が天国と地獄のどちらに行くかをゲームで裁定するという役どころなので、あまり自分の感情を出さないようにしています。ただ、淡々としながらも、どこかしら節みたいのをつけなければいけないので、そのへんを意識してやらせていただいています。また、この作品は毎話、クイーン・デキムというバーにやってくるゲストが中心のお話ではありますが、その中でもデキムの存在感を示せるようなお芝居を心がけたいと思っています。

立川さん 難しいですか?

前野さん 難しいですよ、もちろん!(笑い) 実は僕も先の展開をまだ聞いていないので、デキムが今後どのようになるのか楽しみにしているところでもあります。

−−先ほど監督からデキムが成長するというお話がありましたが。

前野さん それを聞いて僕もびっくりしました。

立川さん デキムは感情がほとんどないように見えるキャラクターなので、彼がそういった感情を手に入れるにはさまざまな試練を乗り越えて変わっていくことになるでしょうね。デキムの内面は微妙な表情やちょっとした動作の変化で表現していくので、細部の変化に注目していただければと思います。

−−1話のアフレコを終えられた感想は?

前野さん 1話の収録で音響監督の本山哲さんに一番指摘されたのが「キーが低すぎる」だったんですよ。「デス・ビリヤード」の収録時は低めで落ち着いたトーンを意識した発声法でやらせていただいて、今日も全く同じ発声法で臨んだのですが……男性は年々声が低くなるといいますからね。前の収録から2年近くの間に前野さんも若干声が低くなったんだなということを改めて実感しました(笑い)。

−−ちなみに、もしクイーン・デキムで対決することになった場合、どんなゲームなら勝てそうですか。

立川さん レースゲームをやりたいなと思います。勝てるかはわからないけど、楽しそうだなと(笑い)。

前野さん 僕は落ちゲー(パズルゲーム)でしょうか。それならちょっと勝ち目があるかもしれないです。

−−ちなみに「デス・パレード」では今後どのような対決方法が出るのでしょうか。

立川さん 全てゲームではあります。アニメ映えといいますか、映像映えするものから選んでいます。

前野さん それでは落ちゲーは出ませんね(笑い)。

−−本作の見どころを教えてください。

前野さん 今回の収録でほぼ完成した1話の映像を見たのですが、非常にクオリティーが高いものでした。僕たちキャスト陣も映像に負けないように頑張りたいなと意気込んでいます。それと1話は強烈な終わり方をしているのですが、2話を見ればきっと「なるほど!」と思っていただけると思います。基本的に1話完結の構成ですが、いろんなところに種明かしがあり、デキムの変化も描かれるそうなので1話も見逃さずにご覧いただくとよりおもしろいと思います。

立川さん 映像は基本的には実写寄りで、カメラのレンズで撮ったような方法で制作しています。やや難しい絵作りをしていますが、そこも見どころの一つになると思います。「デス・ビリヤード」を作っていた当初から、簡単に消化されない心に残る作品を作りたいと思っていました。今回のテレビシリーズ「デス・パレード」でもそのスタンスは変わっていません。いろいろなゲームと共にさまざまなお客さんのドラマを見ながら主人公デキムの成長を一緒に見ていく−−。そんな作品に仕上がっていると思いますので、ぜひ楽しみにしてください。

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