女優の有村架純さんがヒロイン・クララの声優を務めた劇場版人形アニメ「くるみ割り人形」(増田セバスチャン監督)が29日から公開される。「クララが少女から女性に変わる旅をしたように私も一つの山を越えた感覚になった」と晴れやかな表情で話す有村さんと増田監督に話を聞いた。
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映画はサンリオのハローキティ40周年記念作品で、1979年のサンリオの実写人形アニメーションを3D映画としてよみがえらせたファンタジー作品。主人公のクララが、大切なくるみ割り人形を追って人形の国に迷い込み、人形とネズミの戦いに巻き込まれる……というストーリー。テーマ曲はきゃりーぱみゅぱみゅさんが担当する。
有村さんが声優に挑戦するのはスタジオジブリの劇場版アニメ「思い出のマーニー」に続き、2度目。アフレコ収録は丸1日かけて行われ、クララの声は増田監督と話し合いながら作っていったという。有村さんは「これで合ってるのか間違っているのか分からなくて……。自分の中でこれで大丈夫なのかなという気持ちがあった」と不安があったことを明かす。
「監督が『いい』と言ってくれているものを『本当に?』と思ってしまう自分がいた」という有村さんだが、収録を終えたあとは「監督が『いい』と言ってくれているのだからそれを信じなきゃダメだなと思いました。客観的に見るのは監督だったり周りだったりするので、自分の勝手な考えを主張しちゃダメだなと思いました。仕事に対する気持ちを再確認しました」と心境の変化があったことを明かした。
一方、CMや有村さんの出演作を見て有村さんの声を研究したという増田監督は有村さんの魅力を「ナチュラルなピュアさ」と表現し「大人っぽい感じを出したい年頃だと思うけれどこの年ならではの甘えた感じとか少女っぽさが残った部分を伝えられればと思った」と振り返る。収録中は有村さんに寄り添って一緒にクララの声を「探していった」というが「(収録前は)クララ像に有村さんをはめたいという思いがあったけれど、一緒にやっていくうちに実は、自分が探していたクララ像は有村さんだったんだなと思いました」と明かし「有村さんがいたからこそ成立した作品」と言い切った。
「クララに一緒に寄り添ったことで自分が変わった。迷いがあってよかったのかな……」という有村さん。今後のプランや目標について尋ねると「今回とてもいい時間を過ごせたので、もっといろいろな経験をして表現方法を見つけてやってみたらきっと違う楽しさがあるんだろうなと思いますね」と目を輝かせた。
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