スギちゃん:意外と多忙で今年も「残」った

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 お笑い芸人のスギちゃんが6日、東京都内で行われたウェブマンガサイト「comico(コミコ)」の「輝け!comicoマンガ大賞!」授賞式に、タレントのざわちんさんの“ものまねメーク”で登場。本物のざわちんさんとともに、“Wざわちん”でプレゼンターを務めた。今年一年を振り返り、生き残ったとの思いで漢字一字で「残」と表したスギちゃんは「日本エレキテル連合とか、新しい人が続々出ている怖い一年だった」というが、「ありがたいことに(忙しい)。何でなんですかね」と、振り返った。

ウナギノボリ

 2012年に持ちネタ「ワイルドだろぉ」が流行語大賞に輝いたスギちゃん。その後の新しいネタについて記者に聞かれると、「そうそう出るもんじゃないんですよ。今後は出ません」と断言し、「『ワイルド』はすご過ぎます。それを超えるのは」と自画自賛しながら、「来年R-1ぐらんぷりに出るんですけれど、棄権するかもしれない……」と、お笑いへの行き詰まりを明かした。

 一方で、バラエティー番組やイベント出演などでは活躍しており、今回のものまねメイクにも「女装は、おっぱい先生(というネタ)もやっていたから嫌いじゃないです」とノリノリ。イベントオファーが多い理由について「女性は引かれるところ3位は笑顔、2位はにおい、1位は声なんです。どれも私は褒められる」と独自に分析し、「あたしと付き合って、すぎちんになるかい?」と、ざわちんさんを誘惑したがあっさりと断られ、記者たちの笑いを誘っていた。

 コミコは、新作のオリジナルマンガが無料で楽しめるサイト。「輝け!comicoマンガ大賞!」は、コミコの1周年を記念して、次世代のクリエーターの発掘と育成を促進する目的で行った大賞賞金1000万円、賞金総額2000万円のコンテスト。9月5日から10月31日の期間で作品を募集し、一般部門587作、中高生部門107作、全体で694作品が集まった。授賞式にはプレゼンターの2人のほか、特別審査員を務めたマンガ家の三田紀房さん、MCを務めた声優の井ノ上奈々さんも登場した。

 ◇「輝け!comicoマンガ大賞!」の結果は以下の通り(「作品名」作者名・敬称略)

 一般部門・大賞(賞金1000万円/1作品)「あにパス」ヌカヅケ▽中高生部門・大賞(賞金100万円/1作品)「少女とドラゴンのお話」ねこがえる▽三田紀房賞(賞金50万円/1作品)「メールブルー」榛原

 一般部門・少年部門賞(賞金100万円/1作品)「鬼魅魍魎」gyuo▽少女部門賞(賞金100万円/1作品)「こいいぬ。」coco▽キャラクター部門賞(賞金100万円/1作品)「お兄ちゃんのカノジョ」ほしのもち▽エッセイ部門とギャグ部門は該当者なし

 中高生部門・準大賞(賞金50万円/6作品)「地球外生命体JK。」あまぎり、「マーチンブルー」しまこ、「海底診療所」恭久トモル、「えのころのごとし」若山明希羅、「僕らの××計画」タカヤマ、「LOVE?LIKE?−茅ヶ崎瑞樹の奮闘記−」芽出山▽チャレンジ賞(賞金10万円/10作品)「青空キャンパス」りょこね、「イケロリ」恋遊尾田べる、「剣道部で有名な橘さん」おだし、「アルバイターな日々」けいと、「あかり、つきます。」さおとめなえこ、「ブルー」ハルシ、「ALBIREO」むふ、「そしてサジをなげた」町田いず、「草食系狼さんの配達日記」くーね、「共鳴する明日」遊馬みのり 

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