中谷美紀:13年ぶり連ドラ主演 フジ系「ゴーストライター」で天才小説家役に

2015年1月スタートの連続ドラマ「ゴーストライター」に出演する中谷美紀さん(右)と水川あさみさん
1 / 2
2015年1月スタートの連続ドラマ「ゴーストライター」に出演する中谷美紀さん(右)と水川あさみさん

 女優の中谷美紀さんが2015年1月スタートの連続ドラマ「ゴーストライター」(フジテレビ系、火曜午後9時)に主演することが分かった。02年の「恋するトップレディ」(関西テレビ、フジテレビ系)以来、約13年ぶりの連続ドラマ主演で、水川あさみさん演じるゴーストライターを使う天才小説家という役どころ。中谷さんは「(同ドラマは)まさに時代を象徴しているなと思いましたが、いたずらに虚栄心だけでゴーストライターを立ててしまったのではなく、その背景にある苦悩も描いていきたいと思います」と意気込んでいる。

ウナギノボリ

 ドラマは、30代にして天才小説家と呼ばれながらも自身の才能の枯渇におびえるリサ(中谷さん)と、才能がありながらもゴーストライターとして生きる20代の由樹(水川さん)の対決と友情、成長を描くヒューマンサスペンス。脚本は「僕のいた時間」「フリーター、家を買う。」(ともに同局系)などを手がけた橋部敦子さんが担当する。

 地位も名声も手に入れながら、母親の介護問題や、息子を持つ母としての葛藤など苦悩を抱える役どころの中谷さんは「(小説を)書けなくなってしまうという、どん底にいる女性の生きるさまを丁寧に演じていきたい」と抱負を語り、ドラマについても「非常にスリリングな内容になると思います。密度の濃い、人間の業が満載の作品になります」とアピール。リサへの憧れが激しい憎悪に変わっていく由樹役の水川さんは「リサと由樹の感情のぶつかり合いもそうですし、立場が変わっていくさまも見どころの一つ」と話している。

 また、由樹にリサのゴーストライターをやめさせて作家デビューをさせようと奮闘する文芸雑誌の新人編集者を三浦翔平さんが演じ、文芸誌の編集者役で菜々緒さん、リサの秘書役でキムラ緑子さんが出演。ほかに江波杏子さん、石橋凌さん、田中哲司さんも出演する。反抗的な態度を取るリサの高校生の息子役には、オーディションで選ばれた高杉真宙(まひろ)さんを起用する。

 企画を担当する増本淳さんは、中谷さんの起用について「リサの三つの要素であるミステリアスさ、危うさ、美しさ、そのすべてを兼ね備え、イメージにぴったりでした。リサの持つ多面的なキャラクターを豊かなお芝居で存分に表現してくださると思った」とコメント。水川さんについては「(憧れから憎悪まで)振り幅の大きな役を十分に演じていただけると期待している」と話している。

写真を見る全 2 枚

テレビ 最新記事