渡辺謙:寺田心と共演「子供として扱わず仕事した」 樹木希林さんの助言明かす

NHKの8Kスペシャルドラマ「浮世の画家」の会見に出席した(左から)広末涼子さん、寺田心君、渡辺謙さん
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NHKの8Kスペシャルドラマ「浮世の画家」の会見に出席した(左から)広末涼子さん、寺田心君、渡辺謙さん

 俳優の渡辺謙さんが15日、東京・渋谷のNHKで開かれた8Kスペシャルドラマ「浮世の画家」の会見に子役の寺田心君とともに登場した。心君は本作に渡辺さん演じる初老の画家の孫役で出演。渡辺さんは、子役との共演について「亡くなった樹木希林さんから『子役だと思って芝居すると、しっぺ返し食らう。同じ共演者として、遠慮することなくするんですよ』と言われた」とアドバイスを受けていたことを明かし、心君について「俳優として精神をしっかり持っているので、子供として扱わず、仕事をさせていただきました」と話していた。

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 ドラマは、ノーベル文学賞を受賞した英国のベストセラー作家、カズオ・イシグロさんの出世作を、8Kで映像化。戦後から数年たった日本が舞台。終戦から3年ほど過ぎ、高名な初老の画家・小野益次(渡辺さん)は焼け跡から徐々に復興の姿を見せていく街で平和な日常を過ごしていた。愛すべき娘(広末涼子さん)や孫(心君)の訪問、なじみの飲み屋のママとの世間話、戦前からの旧友との邂逅(かいこう)……。あるとき次女(前田亜季さん)の縁談が持ち上がり、小野はそこから周囲の視線の変化に気づき始める……という内容。NHK BS8Kで24日午後9時、NHK総合で30日午後9時放送。

 渡辺さんは本作について「よくやったなNHKと思うぐらい難しい作品」と明かし、8Kの撮影について「小手先でやるのはやめて、今、自分の中にあるものをありのまま、感じるままに乗っけるしかないなと悩みながら撮影しました」と振り返った。

 この日の会見には広末さんも登場した。

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