ごめんね青春!:三島のご当地グルメ「みしまコロッケ」人気 老舗に女性客急増

ドラマ「ごめんね青春!」で話題となった大村精肉店のハート形みしまコロッケ=伊豆新聞提供
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ドラマ「ごめんね青春!」で話題となった大村精肉店のハート形みしまコロッケ=伊豆新聞提供

 宮藤官九郎さん脚本のTBS日曜劇場「ごめんね青春!」で、ドラマの舞台となる静岡県三島市のご当地グルメ「三島コロッケ」の売り上げが急上昇し、認定店が全国で1万2000店を突破。創業六十余年の老舗精肉店のハート形コロッケが大評判となっているという。

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 ドラマは、三島市にある私立の仏教系男子校・駒形大学付属三島高校(通称・東高)とカトリック系の女子校・聖三島女学院(通称・三女)が合併するまでのさまざまな人間模様を描いたもので、主人公は人気グループ「関ジャニ∞」の錦戸亮さん演じる男子高の教師・原平助で、満島ひかりさんがヒロインとなるカトリック系女子校の生活指導の教師・蜂矢りさを演じている。

 みしまコロッケは、肥沃な火山灰の土壌を持つ三島の特性を生かし、減農薬で栽培され、7月しか出荷されず、“日本一高い価格で取引されるジャガイモ”と呼ばれる三島馬鈴薯(メークイン)を100%使用していることが条件で、市などでつくる「みしまコロッケの会」が原料の仕入れ先を確認して、認定証を交付するなど、ご当地グルメとして盛り上げに取り組んでいる。ドラマで、三女の生徒たちが源兵衛川のほとりに腰掛けながら、コロッケを食べるシーンがたびたび登場。番組と「ローソン」がコラボした「みしまコロッケパン」が全国で限定発売されるなど注目を浴びた。

 「みしまコロッケの会」によると、県外からコロッケを求める客が増え、グッズの売り上げも上昇。認定店も急増し、ドラマの効果があったという。また、創業六十余年の大村精肉店では、ハート形をしたみしまコロッケが人気で、県外から女性を中心に観光客が急増している。

 ドラマは、21日午後9時から最終回が放送予定で、平助が情熱を傾けた合同文化祭 「青春祭」 が開幕。そのクライマックスで平助は、とらわれ続けてきた三女の礼拝堂消失事件の過去と決着をつけようとするが……というストーリー。

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