加藤雅也:「“ショーバスケ”に魅せられ……」 レイカーズ愛とNBA語る

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 俳優の加藤雅也さんが20日、WOWOWで放送された北米プロバスケットボール「NBA」のオクラホマシティー・サンダー対ロサンゼルス・レイカーズの生中継にゲスト解説者として出演した。往年のスタープレーヤー、マジック・ジョンソンさんをきっかけにNBAにハマったという加藤さんに、レイカーズの話題を中心に今シーズンのNBAについて語ってもらった。

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 −−今シーズン注目しているレイカーズのここまでの戦いぶりを振り返ってください。

 まだまだコービー(・ブライアント)と他のプレーヤーとの実力の差が大きすぎて、チームとして空回り、試行錯誤している印象がある。コービーがボールを持ったらあとは本人にお任せで、ある意味、理にかなっているんだけど、彼一人では試合には勝てないので、負担を下げていかないと、今後もしんどいと思う。ただ今日の試合(オクラホマシティー・サンダー戦)では、コービーがパスを回したり、アシスト役になったりして、新しい試みは見えたのかな。

 −−注目するプレーヤーはコービー選手?

 そうですね。あとは今日の試合でいうと、大事なところでシュートを決めたラッセル・ウエストブルック(サンダー)、風貌だとジョーダン・ヒル(レイカーズ)。風貌だけ先走ってはダメだけど(笑い)、風貌が派手になるとプレーも派手になる傾向もあるので、やっぱり見た目は大事。

 −−やはり“魅せる”って要素は欠かせないですか。

 僕がNBAを見るようになったのはマジック・ジョンソンがきっかけで、カリーム・アブドゥル・ジャバーのジャンプしなくてもダンクできてしまいそうな雰囲気、マイケル・ジョーダンの華麗な空中戦とか、とにかく“ショーバスケ”に魅せられ、ハマったタイプなので。ただ、いまは圧倒的な突出したプレーヤーが少なくなって『スゴイものを見た!』って機会は減ってきた。

 −−レイカーズ以外で注目しているチームは?

 サンアントニオ・スパーズですね。ゴール前のパス回しなんか誰が仕掛けてくるかわからない怖さがある。しっかりと“勝つためのバスケ”をしていて、上位には間違いなく来るんじゃないのかな。まだまだ圧倒的な強さを見せているわけではないので、ファイナルまで行けるかどうかはわからないけど。もちろんレイカーズがどこまで復活するのか、期待はしてるし、26日の“クリスマスゲーム”(レイカーズ対シカゴ・ブルズ戦)も楽しみですね。

 −−最後に加藤さん自身の今年一年の印象を聞かせてください。

 昨年の11月ごろから舞台を3本やって、ラジオを1年やりきったり、こうやってNBAの生番組の解説に呼んでもらってと、それこそコービーじゃないけど(笑い)、これまでとは違うポジションで、今までやってこなかったことをやれた一年だったんじゃないのかな。キャリアを積むと、それなりに学んで賢くなるから失敗は少なくなるけど、考えは凝り固まってくる。偏向的なオヤジにならないようにも、“こうあるべきだ”って考えに縛られずに、来年以降もいろいろチャレンジしていきたいですね。

 *……WOWOWでは、NBAを毎週5試合生中継。26日には、「クリーブランド・キャバリアーズ対マイアミ・ヒート」「レイカーズ対ブルズ」の“クリスマスゲーム”2試合をWOWOWライブで生中継する予定。

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