尾野真千子:偏屈な昆虫博士に「面白いものになりそう」

尾野真千子さんが偏屈な昆虫分類学博士を演じる「ドラマW 十月十日の進化論」のビジュアル=WOWOW提供
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尾野真千子さんが偏屈な昆虫分類学博士を演じる「ドラマW 十月十日の進化論」のビジュアル=WOWOW提供

 女優の尾野真千子さんが2015年3月スタートのドラマ「ドラマW 十月十日の進化論」(WOWOW)で主演を務めることが23日、明らかになった。不器用で偏屈な昆虫分類学博士を演じる尾野さんは「私も子供の頃、虫が大好きでした。台本を読んで、なんだか(演じる主人公の)鈴と似ているなと思い、物語をおもしろおかしくいろんな想像をしながら読めたんです。この台本なら、演じることでもっと面白いものになりそうだなと感じました」と話している。

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 ドラマは、第7回WOWOWシナリオ大賞を受賞した栄弥生さんの「十月十日(とつきとおか)の進化論」をドラマ化。映画「箱入り息子の恋」の市井昌秀監督がテレビドラマに初挑戦し、ロックバンド「サニーデイ・サービス」の曽我部恵一さんが音楽を担当する。

 東京で独身生活を送る昆虫分類学博士の小林鈴(尾野さん)は、ある日突然、勤めていた大学を解雇されてしまう。その夜、鈴は訳あって同じ戸籍には入っていない実父・中村保(でんでんさん)が営む喫茶店で昔の恋人の安藤武(田中圭さん)と再会し、酔った勢いで一夜を共にする。約5週間後、鈴の妊娠が発覚する……というストーリー。

 尾野さんはドラマについて「人は結局1人では生きられない。1人では何もできないんですよね。この物語は、鈴の成長ではなく、孤独だった鈴がいろいろなことに支えられている、生かされているということに気づかされる物語です」と語っている。ドラマは15年3月から放送。

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