俳優の稲葉友さんが、放送中の特撮ドラマ「仮面ライダードライブ」(テレビ朝日系、毎週日曜午前8時)に「仮面ライダーマッハ」に変身する詩島剛として28日の放送分から初登場する。稲葉さんは公開中の映画「仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&鎧武 MOVIE大戦フルスロットル」では変身後の姿で登場しているが、テレビ版には初登場。出演前から稲葉さんは「僕が演じることも含め仮面ライダーマッハに関する情報が出ているだけでも反響が大きく、『仮面ライダー』という作品のすごさを体感した」と明かし、「反響には応えなければと思いながらも子供に好かれたらいいな」と笑顔で意気込みを語った。
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「仮面ライダードライブ」は、特撮ドラマ「仮面ライダー」シリーズの最新作で平成ライダーシリーズとしては16作目。警視庁「特状課」の刑事である主人公・泊進ノ介(竹内涼真さん)が真っ赤なスーパーカー「トライドロン」に乗り込み、しゃべる変身ベルトの「ドライブドライバー」と手首に着けた「シフトブレス」と、「シフトカー」と呼ばれるミニカーを使って変身し、敵の集団「ロイミュード」が起こす犯罪に立ち向かう姿を描いている。
稲葉さんが演じる詩島剛は、特状課の詩島霧子(内田理央さん)の弟で、高校卒業後にフリーカメラマンとして海外を転々とするも、ある目的で急きょ日本に帰国してくる……という設定。自身が演じる役について稲葉さんは「とにかくアクロバティックで軽快な動きが多い男」と説明し、「ドライブの泊進ノ介とはまた違ったタイプなので違いを楽しんでほしいし、一緒に戦った時の面白さには注目してほしい」と力を込めた。
稲葉さんは今作を「長く続いているシリーズなので踏襲する部分と変えていかなければいけない部分のバランスがいい」と絶賛し、「(仮面ライダー)1号・2号とドライブ・マッハを照らし合わせてみると、デザインや詩島剛がフリーカメラマンという設定など近い部分もある」と持論を展開。そして「(シリーズの)流れをくみつつも新たなことへの挑戦という部分も感じるのがいい」と魅力を語った。
「仮面ライダードライブ」に出演することで子供と触れ合う機会も増えてくることについて、「今までとは違った層の方々と交流したり見ていただける機会が増えるので楽しみ」と期待を口にし、「ちゃんとしなきゃなという思いもあります」と笑顔を見せた。特にアクションに注目してほしいと話す稲葉さん演じる仮面ライダーマッハ・詩島剛は、28日放送の「白い仮面ライダーはどこから来たのか」の回からテレビシリーズに初登場。(遠藤政樹/フリーライター)