ドラゴンボール:新作劇中歌にホルモンの「F」 鳥山明が指名

劇場版最新作「ドラゴンボールZ 復活の『F』」のビジュアル(C)バードスタジオ/集英社(C)「2015 ドラゴンボールZ」製作委員会(下)男女4人組ロックバンド「マキシマム ザ ホルモン」
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劇場版最新作「ドラゴンボールZ 復活の『F』」のビジュアル(C)バードスタジオ/集英社(C)「2015 ドラゴンボールZ」製作委員会(下)男女4人組ロックバンド「マキシマム ザ ホルモン」

 大ヒットマンガ「ドラゴンボール」の悪役キャラクター「フリーザ」をイメージして作詞・作曲されたロックバンド「マキシマム ザ ホルモン」の曲「F」が、4月公開の劇場版アニメ最新作「ドラゴンボールZ 復活の『F』」のバトルソングに採用されることが5日、明らかになった。同劇場版では、宇宙の帝王・フリーザが復活しており、原作者で脚本を担当した鳥山明さんは「(フリーザの復活は)映画の次回作の話をあれこれ悩んでいた頃、友人を通じて知り合った『マキシマム ザ ホルモン』の『F』という曲を聞いてひらめいたアイデアです」と同曲が新作誕生のきっかけになったことを明かしている。

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 フリーザは、宇宙の帝王として悟空やピッコロ、クリリン、ベジータら仲間たちを圧倒。クリリンを爆殺するなど非道の限りを尽くしたが、激高して超(スーパー)サイヤ人となった悟空に敗北した。その後の物語のキーともなった超サイヤ人の悟空と戦った最初の悪役キャラとして人気が高い。

 「F」は08年発売のマキシシングルCD「爪爪爪/『F』」に収録されたもので、同バンドのマキシマムザ亮君は、ドラゴンボールに影響を受け、歌詞にフリーザとの激闘の世界観を表現したと明かしている。発表当初は非公認曲だったが、鳥山さんがライブに訪れたことをきっかけに公認。鳥山さんは「『F』はフリーザのことをえげつなくもカッコよく歌った曲」と絶賛し、新作製作でインスパイアされるとともにタイトルにも「F」を使用している。

 「ドラゴンボール」は鳥山さんが「週刊少年ジャンプ」(集英社)で1984~95年に連載した人気作。コミックスは24カ国に翻訳され、発行部数は世界で2億3000万部以上を誇っている。アニメは、86年にフジテレビ系でスタートし、89~96年に「ドラゴンボールZ」、96~97年に「ドラゴンボールGT」が放送され、11年間の平均視聴率は20%以上を記録している。劇場版はこれまで18作が公開されており、今回で19作目となる。

 「ドラゴンボールZ 復活の『F』」は15年4月18日に公開される。

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