任天堂・宮本茂:マリオ版パズドラ語る 「どうせやるならマリオらしく」

ガンホー・オンライン・エンターテイメント新作発表会に登場した任天堂の宮本茂専務(右)とガンホーの森下一喜社長
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ガンホー・オンライン・エンターテイメント新作発表会に登場した任天堂の宮本茂専務(右)とガンホーの森下一喜社長

 ガンホー・オンライン・エンターテイメントは8日、東京都内で発表会を開き、同社の人気パズルRPG「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」と任天堂の名作ゲーム「スーパーマリオブラザーズ」がコラボしたニンテンドー3DS用ゲーム「パズル&ドラゴンズ スーパーマリオエディション」を4月29日に発売すると発表した。発表会には「マリオ」シリーズの生みの親で任天堂の宮本茂専務も登場。宮本専務は「どうせやるならできる限りマリオらしくやりませんか」と提案したといい「キャラクターにしろ、音にしろ任天堂カラー満載で、パズドラらしい仕上がりにもなった」と自信を見せた。

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 「パズル&ドラゴンズ」は、モンスターを収集・育成し、パズルでバトルしてダンジョンを攻略するパズルRPG。2012年2月にスマートフォン向けゲームアプリとして誕生し、これまでに3200万ダウンロードを配信している。13年12月には、ストーリー要素などを新たに加えてニンテンドー3DS向けに移植したゲームソフト「パズドラZ」が発売され、150万本以上を出荷している。

 宮本専務は「ある機会があってパズドラを触ることになって“スススス”ってタッチで遊べて、もう一つ画面があったらいいんじゃないかって思い『これ3DSで作ってないの?』ってスタッフに話をすると同時に、ガンホーさんから『作りましょうか』って話をいただいた」と「パズドラZ」の誕生秘話も披露。さらに「大昔に『シムシティ』のライセンスを受けて作ったことがあるんですけど、仕組みをまねするよりも、それを作ってくれた人も一緒に盛り上がれるものに仕上げるのはすごく健全なこと」と持論を披露し「『パズル&ドラゴンズ スーパーマリオエディション』も世界中の人が楽しみにしてもらえるものになったと思います。よろしくお願いします」と呼びかけた。

 「パズル&ドラゴンズ スーパーマリオエディション」は、おなじみのマリオキャラクターが“パズルバトル”で大冒険し、クッパにさらわれたピーチ姫を救い出す……という内容。同じ色を三つ以上そろえて「ドロップ」を消し、コンボを繰り出していく「パズドラ」の特徴はそのままに、スーパーマリオのBGMがゲーム中に流れながら各「ワールド」を攻略できる。冒険を進めていくと、マリオキャラクターたちを仲間にしたり、育成もできるという。価格はパッケージ版、ダウンロード版ともに4000円(税抜き)。

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