MD松尾のヒット解析：「デビサバ2」がトップ　「ファークライ4」が予想以上のヒット

　TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー（MD）の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーがヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。

ウナギノボリ

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　「デビルサバイバー2 ブレイクレコード」（3DS、アトラス）が期待通りの売れ行きでトップを獲得。一方、予想をはるかに上回るヒットを記録したのがZ指定タイトルの「ファークライ4」（PS3・PS4・XboxOne、ユービーアイソフト）のPS4版です。品切れしてしまう店舗も多く、在庫がもっとあれば首位も狙えたでしょう。「ブレイドストーム 百年戦争＆ナイトメア」（コーエーテクモゲームス）も好調で、2月末の話題作「ドラゴンクエストヒーローズ」（スクウェア・エニックス）の発売を前にPS4が盛り上がってきました。本体の売れ行きも上々です。

　◇今週の動き

　「ドラゴンボール ゼノバース」（バンダイナムコゲームス）がPS3版、PS4版の順でワンツーを決めると予想しています。アニメも放送中ですし、原作のストーリーを基にした「if」のストーリーということで注目されているようで、予約も好調。さらに前述の通り、PS4が盛り上がっており、年齢層が広がっているため、ゲームもヒットしてくれるのでは。

　◇ランキングは次の通り。（1月26日～2月1日・TSUTAYA調べ・限定版含む）

1位　デビルサバイバー2 ブレイクレコード（3DS）

2位　ファークライ4（PS4）

3位　テイルズ オブ ゼスティリア（PS3）

4位　ファークライ4（PS3）

5位　妖怪ウォッチ2　真打（3DS）

6位　ブレイドストーム 百年戦争＆ナイトメア（PS3）

7位　ブレイドストーム 百年戦争＆ナイトメア（PS4）

8位　タッチ！カービィ スーパーレインボー（WiiU）

9位　「弱虫ペダル 明日への高回転」（3DS）

10位　憂世ノ志士（Vita）

　◇プロフィル

　松尾武人（まつお・たけと）　TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ　リーダー

　「GAME　TSUTAYA」加盟約550店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。1996年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。2002年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。