人気ロックバンド「Mr.Children(ミスター・チルドレン、ミスチル)」のファンクラブ限定ライブを撮影した映画「Mr.Children REFLECTION」が7日に公開される。映画は、2014年9月に5都市のライブハウス「Zepp」で実施した初のファンクラブ限定ツアー「Mr.Children FATHER&MOTHER 21周年祭ファンクラブツアー」の模様を収録。フルハイビジョンの4倍の高画質「4K」で撮影された映像は美しく、ライブ会場の熱気を感じられる臨場感を再現している。
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ミスチルはファンクラブである「FATHER&MOTHER」が発足21周年を記念し、昨年9月に初めてのファンクラブ会員限定ツアーを行った。会場は、限定ライブにふさわしく、バンドとしても久しぶりの全国5都市のライブハウスを巡るツアーだ。ツアーで披露されたのは、未発表音源の数々で、初めて楽曲に触れた観客たちと一体となって盛り上がる。CDをリリースしたあとに行われるツアーとは異なり、未発表音源で構成された新たな試みに挑むバンドの姿に迫る。
映画に収められているツアーは、音源リリース後に大規模なツアーを行うという従来のやり方への“アンチテーゼ”として、メンバーが生みだした一つの方法を具現化したものだ。そうはいってもレコーディング中の未発表音源を中心に構成されたステージというのは、演者も観客も楽しみでもあり、不安でもあるが、いざ見始め聴き始めると、不安など一気に吹き飛んでしまう。ボーカルの桜井和寿さんが事前にコメントしているように、聴いたことがなくても心が動き感動する音楽は、やはり存在する。新しい音を奏でるメンバーと、それを聴く観客との間には通常のライブとはひと味違った密接で刺激的な空気感があることを再確認させてくれる。7日からTOHOシネマズ 六本木ヒルズ(東京都港区)ほか全国で3週間限定公開。(遠藤政樹/フリーライター)
<プロフィル>
えんどう・まさき=アニメやマンガ、音楽にゲームなど、ジャンルを問わず活動するフリーの編集者・ライター。イラストレーターやフォトショップはもちろん、インタビュー、撮影もオーケーと、どこへでも行き、なんでもこなす、吉川晃司さんをこよなく愛する自称“業界の便利屋”。
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