TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーがヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。
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今週から年度末まで有力タイトルが続きます。トップ3も毎週変化するにぎやかな年度末になりそうです。
さて、ランキングでは「ドラゴンボール ゼノバース」(PS3・PS4、バンダイナムコゲームス)が、ワンツーを飾りました。昨年1月に発売された「ドラゴンボールZ BATTLE OF Z」(PS3・Xbox360・Vita)と比べても、140%以上という好調な滑り出し。しかも欠品している店舗もあったようなので、在庫がもっとあればさらにヒットしたでしょう。新規のキッズ層を取り込めているのも特徴で、放送中のテレビアニメや4月の劇場版アニメなど絶え間なく話題を提供しているのが大きかったようです。
「ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 3D」(3DS、任天堂)がダントツでしょう。突然の発表でしたが、テレビCMのおかげもあってすさまじい勢いで予約が入っています。続くのは「戦国無双4−2」(PS4・PS3、コーエーテクモゲームス)か。最近元気のいいPS4版に期待したいところ。3位には初のゲーム化となる「七つの大罪 真実の冤罪」(3DS、バンダイナムコゲームス)が入りそうです。
1位 ドラゴンボール ゼノバース(PS3)
2位 ドラゴンボール ゼノバース(PS4)
3位 妖怪ウォッチ2 真打(3DS)
4位 ロストヒーローズ2(3DS)
5位 ファークライ4(PS4)
6位 ファークライ4(PS3)
7位 テイルズ オブ ゼスティリア(PS3)
8位 デビルサバイバー2 ブレイクレコード(3DS)
9位 ダークソウル2 SCHOLAR OF THE FIRST SIN(PS3)
10位 大乱闘スマッシュブラザーズ for ニンテンドー3DS(3DS)
松尾武人(まつお・たけと) TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ リーダー
「GAME TSUTAYA」加盟約550店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。1996年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。2002年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。
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