新垣隆さん:自身名義初クラシックアルバム発売 佐村河内さんに「聴いてもらえたら」

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 ゴーストライター騒動の作曲家でピアニストの新垣隆さんが17日、東京都内で自身名義で初めてのクラシックアルバム「ロンド」と全国ツアーの制作発表会見を行った。全国ツアーは同アルバムの発売を記念して、3月末から20カ所近くで開催予定で、報道陣から「佐村河内(守)さんも聴きにきますかね?」と聞かれると「どうですかね」と首をかしげつつ、「(CDも)何かしらの形で聴いてもらえたら」と答え、現在の関係性について問われると「代理人を通じての関係」といい、「今後どうなるかはわからないが、現在は具体的なやりとりはない」と語った。

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 新垣さんはアルバムについて「私は現代音楽の作曲家なのである意味、挑戦だった」といい「19世紀のヨーロッパの香り豊かな文化への私からのオマージュになっている。新たな第一歩として、こうやってCDを出せてうれしい」と喜びを語った。

 アルバムは、昨年3月末まで非常勤講師を務めていた母校・桐朋学園大学在学中からの親友という女性バイオリニストの礒絵里子さんとのデュオ作で、新垣さんは「礒さんをはじめ、仲間からの応援や支えがあったからこうやって再び活動を再開できた」と感謝。また本作には、新垣さんの新曲「ロンド」「哀しい鳥」が収録され、礒さんから「100年、200年後も演奏してもらえるようなマスターピースになっている」と新曲を絶賛されると、新垣さんは照れ笑いを浮かべた。3月11日に発売される。

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