瀬戸康史:高良健吾、東出昌大ら“イケメン大河”でお互いに「ライバル意識」

=NHK提供
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 俳優の瀬戸康史さんが、女優の井上真央さん主演のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」に、吉田稔麿(よしだ・としまろ)役で出演している。伊勢谷友介さん、高良健吾さん、東出昌大さんらも出演し“イケメン大河”といわれる「花燃ゆ」で、その一翼を担う存在としても注目されている瀬戸さん。同年代の俳優がそろう現場で「志の高い人物が集まっている。(役者としての)ライバル意識がある」と語る瀬戸さんに、同作に懸ける意気込みを聞いた。

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 「花燃ゆ」は、幕末の長州藩士で思想家の吉田松陰(伊勢谷さん)の妹・文(井上さん)が主役のオリジナル作品。瀬戸さんが演じる吉田稔麿は、文に恋心を抱き、吉田松陰の松下村塾で高杉晋作(高良さん)、久坂玄瑞(東出さん)、入江九一(要潤さん)らとともに“四天王”といわれ、幕末の志士として活躍するが、池田屋事件で無念の死を遂げる。

 ◇資料が少ない吉田稔麿の役作りに苦労

 瀬戸さんは、2011年の「江 姫たちの戦国」以来、2度目の大河ドラマ出演となり「オファーされてうれしかった」と話す。今作で“まげ姿”に初挑戦し、「違和感はあるけど、(普段着ない)着物、草履、かつらを身に着けていくうちにエンジンが掛かっていく」と大河ドラマの独特の雰囲気を楽しんでいるようだ。

 演じる稔麿については「コンプレックスを強く持っているが、家族思いで勉強熱心な人物」と評する。役作りのため山口県萩市を訪ねたが、「諸説あるので、自殺したのか、殺害されたのかも分からない人物で、役作りには苦労した」と明かす。台本とわずかな資料で「温かみのある人物と感じた」とイメージを掘り下げ、役に挑んでいる。

 劇中で松陰が語る「知行合一」という言葉にも感銘を受けたという。「『勉強しても行動に移さないと意味がない』という言葉で、役とダブって瀬戸康史としても言われているような気がして、自分を見つめ直してしまう不思議な言葉」と話し、「稔麿らしくと言いますか、晴れ晴れと死んでいく気持ちでやり切りたい」と役に重ねて、意気込みを表現した。

 ◇井上真央が“中央”にいる明るい現場

 また、主人公の文を演じる井上さんについて「明るい方で現場を引っ張ってくれ、前で(引っ張る)というより、中央にいる感じ。大きな声であいさつをする井上さんが好きです」と絶賛する。

 さらに「文の子ども時代からさかのぼって描かれるので、役の人となりが理解できるため、若い世代に分かりやすい大河ドラマになっている」と見どころもアピールした。NHK大河ドラマ「花燃ゆ」は、NHK総合で毎週日曜午後8時ほかで放送。

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